2024年 アストロズ選手評価(投手編)
1年ぶりの投稿
皆様、お久しぶりです
さて今年もワールドシリーズが終わりました
今季は大谷・山本所属のLADがリングを獲得したので、
多くの日本人は喜んでいることでしょう!
私はアンチLADなので全く嬉しくないしむしろキレてますが(笑)
さて、今年もアストロズ選手の24年シーズンの選手評価をしていきます
評価については最上位の「S」から「E」までの6段階評価
今回は投手編です
■フランバー・バルデス(Framber Valdez) 評価A
離脱もありながら28登板 176.1IPを投げて15勝(7敗)、防御率2.91をマーク
昨年の不振をきちんと修正して好成績を残した
圧倒的なゴロPで、出塁されてもパワーのあるシンカーやキレのあるカーブで併殺を狙える
イニングを消化能力も高く、彼がいるからこそ投手陣が回ると言っていい
来オフにFAだが、必ず延長して欲しい存在
■ハンター・ブラウン(Hunter Brown) 評価A
昨年は飛躍の兆しを見せつつもフルシーズンという壁にぶち当たった有望株
今季はその壁を乗り越えて31登板 170IPを投げて11勝(9敗)、防御率3.49とエースまでもう1つ2つのところまできた
自慢の速球(フォーシーム)に加えて、シンカーとチェンジの割合を増やすことで被長打率を低下させた
あとは来季以降も結果を残すこと、能力に見合ったK%の向上、BB%の低下が実現出来ればエースを任せられる
■ロネル・ブランコ(Ronel Blanco) 評価B
31歳の遅咲き右腕
ノーヒットノーランを記録するなど13勝(6敗) 防御率2.80と一気にブレーク
ピッチングは速球、スライダー、チェンジをバランスよく投げるオーソドックスなスタイル
今季は昨年から2%ほどBB%が低下した点、チェンジが上手く使えるようになったのが要因だろう
後半戦は疲労もあったか、成績が悪化しているので来季はどうなるか注目したい
■スペンサー・アリゲッティ(Spencer Arrighetti) 評価C
怪我人などの事情もあり4月にデビューした有望株右腕
デビュー直後はMLBの壁にぶつかり結果が出なかったが、後半戦に入り一気に成績が向上
特に速球の出力が上がったことで三振を奪えるようになったことが大きい
結果的には7勝(13敗) 145IPで防御率4.53だが、来季以降は期待しても良さそうな存在
■菊池雄星(Yusei Kikuchi) 評価B *HOU加入後のみ評価
デッドラインで加入した日本人左腕
加入後5試合は6IP投げきれず降板し、3-1で獲得した投手としては物足りなさがあったが、以降5試合は7IPが2回と6IPが3回と安定感のあるピッチングでチームに貢献
移籍後は球種の割合が変わっていたという報道もあり、HOUのスタイルとうまく噛み合った
オフにFAだが、HOUでみせたピッチングにより市場価格は高騰している
■ジャスティン・バーランダー(Justin Verlander) 評価E
昨年のデッドラインで返ってきたベテラン右腕
今季も中々安定せずに17試合で5勝(6敗) 防御率5.48と厳しいと言わざるを得ない結果
生命線である速球の平均が93mphまで低下し、かつての支配力はない
怪我もあったがPSでのロスターから外れた
オフにFAだが、ここ2年の内容とサラリーを考えると厳しいだろう
■ホセ・ウルキディ(Jose Urquidy) 評価E
怪我などの影響もあり、今季16登板(10先発) 防御率5.29に終わった右腕
強みであった「バックエンドのスターターとしては優秀」が発揮できず
オフにはアウトライトされてしまった
■クリスチャン・ハビアー(Cristian Javier) 評価E
昨年の不振からの復活を期すはずのシーズンが怪我で7試合の登板
細いフレームなので、今季休めたことでコンディションが戻るか
来季は勝負の年になる
■J.P.フランス(J.P.France) 評価E
昨年はデビューでローテを守りきったヒゲ右腕
今季もそれなりのピッチングでローテを回してくれることが期待されたが、4月末に怪我でシーズンエンド
昨年から内容が向上していたわけでもないので、このままであればAAAのローテ+緊急時の穴埋め止まりか
■ジョシュ・ヘイダー(Josh Hader) 評価C
かつての有望株左腕が大型契約でクローザーとして帰還
古巣とはいえ移籍一年目で環境になれることに苦心したか、
無能監督がシチュエーションを考えずに登板させたせいか、
34SVこそマークしたものの不用意な失点も多く、
防御率は3.80と期待された圧倒的な支配力をみせることはできず
来季はレジェンド、B.Wagnerと並ぶほどの圧倒的なピッチングを期待したい
■ブライアン・アブレウ(Bryan Abreu) 評価C
アストロズが誇る絶対的なセットアッパー
これまでの分も含め登板過多が原因か、速球が打たれてしまい
セットアッパー定着後最悪の成績となってしまった
負けが多かった前半戦で46登板と無能采配の被害者だったので
オフにしっかり回復して、来季はまた素晴らしいピッチングを期待したい
■ライアン・プレスリー(Ryan Pressly) 評価C
ベテランリリーバー
昨年から衰えは見えていたが、今季もギリギリのピッチング
全体的に被長打率が高いので勝ち試合での登板は厳しいか
おそらくバイアウトでFAでになると予想
■タイラー・スコット(Tayler Scott) 評価A
62試合の登板で防御率2.23とかつてはNPBにも在籍した右腕が大ブレーク
使用率が低いシンカー以外はどの球種も優秀な数字を残した
BB%が12.4%なのが懸念点
来季もタフなセットアッパーとしてチームに貢献して欲しい
■ヘクター・ネリス(Hector Neris) 評価C *HOU加入後のみ評価
オフにCHCへ移籍していたものの、8月下旬に返ってきた火消し右腕
最後数試合は失点が重なってしまったが、それ以外はまずまずの内容
オフにまたFA
■ケレイブ・ファーガゾン(Caleb Ferguson) 評価C *HOU加入後のみ評価
8月上旬にNYYから加入した左腕
ヒヤヒヤする場面は多かったものの、失点は少なかった
オフにFAだが、28歳と若いので需要はありそう
■ケレイブ・オルト(Kaleb Ort) 評価C
今季HOUで大躍進した32歳右腕
97mphの速球とカッター&スイーパー
どの球種も被安打率は低いが、被長打率は高い
来季はこの内容がどう出るか
■ブライアン・キング(Bryan King) 評価C
今季デビューの28歳左腕
速球の内容がとても良く、被安打率.149/被長打率も.213
第二球種のスライダーが不安定(被安打率.303/被長打率.455)なので要改善
来季も貴重な左腕としてブルペンを支えて欲しい存在
■セス・マルティネス(Seth Martinez) 評価C
サイドハンド右腕
昨年の不振から回復し、44登板で防御率3.59とまずまずの成績
内容的に向上の余地がないと判断されたか、オフにウェイバーでARIへ
■ショーン・ドゥビン(Shawn Dubin) 評価D
昨年デビューの右腕
今季は31試合に登板したが、防御率4.1
MLB定着のきっかけは掴めず。29歳なので苦しい立場か
■ラファエル・モンテロ(Rafael Montero) 評価E
昨年の不振から脱却できず、22年はまぐれだったと自ら証明
シーズン途中にDFAとなった
■ルイス・ガルシア(Luis Garcia) 評価”なし”
TJのため、登板なし
■ランス・マッカラーズ ジュニア(Lance McCullers Jr.) 評価”なし”
まじで登板しろ
今季のハイライトは公式の誕生日祝いに”WHO?”と返されていたこと
次回は野手編です