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ゴールデンnaウィーク
○4/29 大雨 寒い
えっちゃん(祖母)に会いに行った。
去年打ったワクチンの接種証明を家に忘れてきたのだが手ぐらい振りたい、と思って諦めず母について行った。
そしたら、通常の半分の時間15分間ならいいですよ、とOKが出た。
えっちゃんは、付き添いのスタッフの人と談笑しながら登場した。
私を見つけ、「めぐちゃん!」と言う。
えっちゃんって見るたびに明るく、意識がはっきりしていってるよな。
「もう94だよ」だって。
えっちゃんはいつも私に、何時に起きて、何時に仕事に行き、何時に帰り、何時にごはんなどを作って(いるのかどうか)寝ているのか? を聞く。
いつも同じこと聞くなー、忘れちゃうんだろうなーと思って(少しうんざりもして)答えていたけど、今回やっとわかった。
えっちゃんは私に自分から話しかけて、何とか話題を作ろうとしているんだ!
それに比べて、ただうんざりとかまた聞かれたとか思ってる私は自分から話を振ったか?(振ってるときもあります。)
えっちゃんに任せてばかりじゃないか?
すごいね、えっちゃん。
そして、私のファッションに必ず注目し、褒めてくれる。
今回は、
▪「これ、何のバッチ?」
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▪「かわいい色のタイツだねえ。服に合わんがね」
ラブリーなショッキングピンク色ー!
「ばあちゃん、目が早いね」と褒めたら、「よく言われる」と。昨日もお風呂上がりの人の赤い靴下に気付き、言及したら同じこと言われたらしい。
目が早いね、目が大きいね、
はいい言葉だな。
○4/30 晴れ 車の中は暑いが外は風が冷たい
公園にピクニックに出かけたかったのだが、2歳の子どもが1週間便秘が続いているため病院へ。
連休前の病院は混んでいて待ち時間が長く、子どもはお腹がすっきりしないので急に腹痛が起きたりして落ち着かない。
病院と薬局で浣腸の処方とやり方を指南してもらい、ドライブスルーでモスバーガーを買って帰り、夕方みんなで一大事業に挑んだ。
と言っても親(妹)が主体となって取り組んだわけなのだが、全員初めての大仕事で大泣きの大山場だった。
子の父は会社で不在だったのだが、この時に不在なのは色々仕方ないということになっているにしても諸々禍根だぞと恨めしく思う。
病院から帰り着き、浣腸に挑む前の時間帯に妹は電話で夫に報告していたが、その声色や、電話を切った後の妹の「温度差がね」という一言を聞き、とりわけ初めての難事業に挑戦する時は出席していないと何かと不都合だなと改めて学ぶ思いだ。
その後、録画しておいた『魔女の宅急便』を子どもと一緒に観た。お腹がすっきりした上に、本当によく頑張ったしとてもえらかったね、と家の人々に口々に褒められた子どもは大ご機嫌で、時折元気な声を上げながら夢中で観ていた。
『魔女の宅急便』っていいね。
「一人立ちする」と決めて始めること。
お客さんがなかなかつかなくて大変なこと。
「できる」と思い、軌道に乗り始めたら急にできなくなること。
落ち込んで休むこと。
画家も魔法もパン職人も「血」ってこと。
それまでのお客さんたちがみんな応援してくれること。
ニコニコしている子どもと観るのはいっそう泣けた。
この子どもの、疑うことを知らない、人間のよさみたいなものを最近時々人に見ることがある。自分の中にもある。それを信じていこうと思う。
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