『バービー』と高校生と、『VIVANT』とおじさん
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高校でやってる私の授業って、やっぱりわかりやすいよなっと思う。誰にも言われないけど。
・前近代社会(古代、中世)
・近代社会
・現代社会
現代は、市場原理主義の蔓延。
利益追求、儲けが絶対、人のつながりの等閑。
能力主義
自己責任型社会
企業→リストラ
国→福祉の削減
人々の不安感増大。
家族にしか頼れない社会。
教科書以上に、現代社会の生きづらさについて語ってしまった。国の不備と、国への不満を授業で言うことにためらいがなくなってきている。
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『バービー』見たよ! と言ってきた子がいた。
わからないところもあり、違和感で、あんまりしっくりきてない…という感想がよかった。いい映画を見たってことのような気がする。
『バービー』は、他の女の子達からも夏休みに見に行ったとたびたび聞いた。
アルジェリアは、この作品のジェンダーとセクシャリティのテーマに対する異議を唱え、『バービー』を国内の劇場から引き揚げたのだと聞いた。
それを聞いただけでアルジェリアの女性たちのことが気がかりになる。
人権後進国…。
ただ、私だって、学校マインドで考えて例えばこの作品を日本の学校で上映すること想像すると、こんなに明確にジェンダーとセクシャリティをテーマにしていいのか?!と、ひやひやする。
私の中にもアルジェリアがいる。
いや、私が日本にアルジェリア化されている。
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男性2人がドラマの話をしていた。
『VIVANT』が面白いですよ、と言った後、『視聴率が○○で、今の時代にしては驚異的だ』と言った。
視聴率も年収もフォロワー数もいいねの数も同じだなと思った。
興味や判断の基準と、それを担保するものが、自分の感動じゃなくて、視聴率か年収かフォロワー数かいいねの数なんだなと思った。つまんね。もっと自分の感性を信じればいいのに。
ここにも市場原理主義。
私は『VIVANT』は最初の砂漠しかわくわくしなかったよ!
砂漠ゾーンが終わったら、結局また経済と血縁の話かよと思ってしまった。
そんなものより、青く広い空とどこまでも続く砂漠をただ見ていたかった。
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