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地獄で仏 [壱]
昨年も夏に体調を崩していたけど、
夏毎に、死が身近なものに感じられてきた。
幸い今夏もまたなんとか生き延びて、
夜更け秋の虫の声を嬉しく聴いている。
だが、もう医療の力(服薬)無くしては
どうなるかわからない身の上である。
これが四六時中不意打ちに頭に垂れ込む。
コロナ禍を越えた世の中はどんどん活気づき
子どもたちは若く生命力に溢れ、
慌ただしいスケジュールをぐいぐいこなしていく。
私は生きるのに疲れたのだ。
癒やしを必要とした。
何でも良いから、
ただ夢見心地にさせてくれるものを。
満を持して飛び込んだのは、
ちいかわ(沼)だった。
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