御懐妊 ありがとう
ばあちゃんから聴いたよ。
嬉しくて泣いたよ。
今年の6月に生まれるらしいね。
本当にありがとうございます。
じいちゃんが一番喜んでいるよ。
じいちゃんは、貴女がいつも贈る曾孫の写真に話かけていたからね。
今ごろ、天国では、孫と曾孫の自慢話と宴会だね。
じいちゃんが亡くなったと思ったら、
また新しい命。
言うとなんだけど、私の甥っ子の子供ながら、
子供らしくない大人で、可愛くないときもあるよね。
口が達者。
四歳になって、ひらがなとカタカナが書けるらしいね。
何だか、私にルックライク。
次の希望は、女の子。私はね。
あれ、またまた、女の子は、お口か大変かな?
大阪で貴女と甥っ子の結婚式だった時、甥っ子兄弟4人全員集まり、「家は、代々酒豪だよ」と脅すと、「大丈夫です」と、皆に合わせたね。
家は根っからの自営業。
ひい祖父さんの職業が馬喰と言っても何か判らなかったよね。
戦争の為に馬を売買してたんだと説明しても判らなかったよね。
あなたの家は、固い公務員。
言えば、貴女はお嬢様。
甥っ子に一目惚れだったからこれからも大丈夫ですと。
大阪の女は強いね。
いつも毎年、帰ってきてくれてありがとう。
いつもいつもありがとう。
貴女が、家の道筋を作ってくれるんだね。
ありがとう。