部活日記。 第41話 新たなる目標へ

☆前回までのあらすじ☆
吹奏楽部に入部したユーフォニアム担当の花蝶美香(かちょうみか)は幼なじみのトロンボーン担当、音崎琴音(おとざきことね)とトランペット担当、高橋美璃(たかはしみり)と部活に励んでいる。同じパートでチューバ担当、斎藤理羅(さいとうりら)先輩と一緒にパート練習!吹奏楽コンクールで銀賞を受賞した大生中学校。3年生は悔しさに満ち溢れていた。現在は文化祭が終わり、次はアンサンブルコンテストに向けて曲を決める前。なかなか上手くならないユーフォ。そんな中、何回もユーフォを壊しかけている美香。前はユーフォのマウスピースが抜けなくなり、今度は
ピストンが動かなくなり。また今日からアンサンブルコンテストにむけての第1歩を踏み出そうとしています!そして、今日からアンサンブルコンテスト、略してアンコンの練習が
本格的にスタート‼️ユーフォをもっと上手くなりたい美香。だが、またユーフォのマウスピースを抜けなくしてしまったが、リペア(修理屋)にてすぐに抜ける。そして、日常も戻ってゆく。さらに、顧問の指導も厳しくなってゆく…。アンコンが無事に終わりあとは結果発表を待つのみ!結果はどうなってしまうのか!?そして、また次のイベントの準備が進む…!


ーワクワク結果発表ー
アンサンブルコンテストの結果は…!?


銅賞でした。みんな、頑張ったよ!!
ちなみに、他のチームの結果は…

木管組   銀賞
2年生組   金賞   ダメ金(次の大会に行けない金賞)

ー新たなる目標へー
理羅:「よっしゃぁぁぁぁ!」

部活のある夕方、廊下で2年生が結果を見て喜んでいた。2年生はアンコン最後だったのに。ダメ金だったのに。

私は銅賞という結果となり少しがっかりしていた。やっぱり周りの学校も凄かったから金賞は難しい…。


ーミュージックフェスティバルー
アンコンの結果でがっかりしている場合ではありません!次のイベントの用意をしなければならないのです!その名も、

百羽ミュージックフェスティバル。

今日は曲決めからスタート。曲は2曲できる。

桃子:「何にするー?」
唯華:「やるとしたらJPOP?」


1年生含めて全員で曲決め。私がやりたいのは宝島とか、吹奏楽定番のジャズ系。だけどみんなJPOPがいいと言い出すので一応宝島も候補に入れてもらったけど、みんなの意見がまとまることはなさそう。

ー30分後。
ようやく話がまとまってくる。そこで決まった曲はJBEST!
JBESTというのは、今年人気だったJPOPの曲を集めてまとめたメドレーのこと。アンコールはYOASOBIのアイドルになった。結局、私が候補した宝島は取り消された。また来年とかできたらいいな。


ーみんなで一緒にー   
今日の部活のミーティングにて。顧問の話。
アンコンについての話のあと、ミュージックフェスティバルの話。ミュージックフェスティバルが行われるのは1月下旬。今は12月下旬なので練習期間は約1ヶ月。
あと1ヶ月でどれくらい上手くなれるのか。楽譜が届く日は1週間後ということで、明日から個人で基礎練習をしてもらうという。もちろんパート練でもいいけど、明日は学年委員会があるので先輩は絶対欠席するから、1人で練習しなければならない。
でも、2年生の最後のフェスティバルだから、「みんなで一緒に楽しくやりたい」
これが2年生の先輩達の本当の思い。私も、先輩と思いっきりやりたい。迷惑はあまりかけずに練習したい!
ーみんなで一緒に、演奏したい。



ー届かぬ思いー
今日も暗い夜道を1人で帰っていた。ミュージックフェスティバルの目標なのか「みんなで一緒に」という先輩の思いは絶対叶えたい。
でも、私は上手くなるためにミュージックフェスティバルがあると思ってる。アンコンで十分に目標を達成できなかった分まで、ホールで輝きたい。でも、この自分の思いは天まで届くのかな。いつか上手くなりたい。でも、上手くなったからって言って後悔はしたくない。だから今もこれからも頑張ろうとしてる。願いはいつか叶うはず。もっと上手くなれますように。

第42話へ続くー
第42話  孤独なモデラート
顧問に驚きの事実が発覚!?

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