夏の名残を

9月になってもうすぐ半分。

日中はまだ暑いけど、朝晩は窓を開けたらちょうどいい気候になったし、マクドの月見バーガーも発売された。

昨日くらいにTwitterのトレンドに金木犀が上がっていた。

もう秋が来ている。

確かに最近気になるのは、この冬のコートをどれにするか？だし、ふるさと納税で梨やマスカットを選んだりもしてる。

秋になったら読もうと思っていた本もいくつかある。

余談だけど、可愛い！と思ったコートがあって2色で絞りきれず困っている。

普通のワンピースとかブラウスならイロチ買いするけど、コートは流石にできない。

お値段的にも。悩ましい。

暑がりで日焼けしたくないわたしは夏が正直好きではない。

日中外に出ることはなるべく避けたいし、やむなく外へ出るときは日傘なしでは絶対に出ない。

汗をかいたらすぐにシャワーを浴びたいし着替えたい。

クーラーを付けっぱなしにするから電気代もなかなかに高い。

夏祭りもそんなに好きじゃないし花火を見に行くのもそんなに。

バーベキューもあまり好きじゃないしプールや海のような夏のレジャーもそこまで…（ここ2年くらいはそもそもそんなお誘いが来ないような世の中でしたが…）

梅雨入りしたら早くも、ああ、今年も夏がやってくる…と思う。

いざ梅雨が明けると憂鬱な気持ちはさらに拍車がかかる。

にも関わらず、8月の後半になってだんだん日が短くなり始め、ツクツクホウシが鳴き出し、秋服が展開され始めると、途端に夏が終わることが無性に悲しく感じる。

あんなに嫌だったのに。

今になってわたしは大量のアイスを買い込んで毎晩美味しく食べている。

暑めのお風呂に長めに入って、暑ーいって言いながら。

ガツンとみかんが大好きなので箱で買って夜な夜な。

こうしてわたしはほぼ秋になった今、夏の名残を楽しんでいる。

それはおそらく、もう体温並みに暑くなることがきっとないとわかっているから。汗をかいて不快に思うことも日焼けも。

そして、何よりこれから始まる秋を存分に楽しむために、夏の名残を味わっているのかもしれない。

秋を迎える準備はできていますか？