上野リチ展と懐かしさに震えながら歩いた日のこと
先日、京都国立近代美術館で開催されていた、上野リチ展に行ってきました。
美術館に行くのは本当に久しぶり。
いつ以来だろう。
子どもの頃は母と2人でモネを見に行って、たくさん絵葉書買ったなぁ。
大人になってからは初めてかもしれない。
行きたい展覧会はいくつもあったけど、その時は他にやりたいことがたくさんあったり、やらないといけないこともあって、そこまで優先度を上げられなかったのかもしれない。
美術館に行くのってわたしの中では結構特別な出来事で。
今年はもう少し頻繁に、思い立ったら行くくらいのことにしたいな。
さて、そんなわたしが上野リチ展のことを知ったのはTwitter。
タイムラインに偶然流れてきて、ポスターに一目惚れ。
行きたい!
と熱烈に惹かれて。
画家の方ではなく、デザイナーさんなので、展示されていたのは大きなキャンバスの作品というよりは、小さな作品が多めかな。
世界初の展示だそうで、たくさんの人がいました。
人がたくさん集まっているコーナーでは自分の番を待つことがわりとありましたが、作品の大きさは関係なく見ごたえがあって、可愛らしいもの、小洒落たもの、素敵なものばかりでした。
そらまめと、キャンディ、お花とフルーツのモチーフが可愛くてお気に入り。
彼女のことは、今回初めて知りましたが、日本人の男性と結婚されたそうで日本の要素もある作品も。
わたしは1人で見に行ったのですが、誰かと感想をシェアしながら見るのもいいなぁ。
この状況が落ち着いたら久しぶりに母を誘って行ってみようと思いました。
そして、美術館のお楽しみといえばグッズ。
図録と一筆箋と、マグネットを買いました。
マグネットは、昔どなたかが、自分の好きな絵のものを買って冷蔵庫を自分だけの美術館にしてるとおっしゃっていて、真似させてもらいました。
絞りきれずみっつも。
たくさん買ってほくほくで帰路へ。
ちなみに昔はよく買っていた絵葉書はもったいなくて使えないだろうから断念。
当時買ったモネのものも結局使えずしまったまま…飾ったりしたらいいんだろうけど。日焼けが怖くてしまいっぱなし。それはそれでもったいね。
こちらの美術館があるのは、平安神宮のある東山なのですが、東山や河原町あたりは学生の頃の思い出がたくさんある場所なので、少し歩いてみました。
友達と買い物したお店、当時の恋人と行ったカフェ、部活のメンバーと飲んだ木屋町…
懐かしい場所がたくさんあって、もうなくなってしまったり別のお店になっていた場所もたくさんあったけど、懐かしくて不思議な気持ちになりました。
ちょっとだけセンチメンタルになりつつ、もうひとつのお目当て、丸善へ。
梶井基次郎の檸檬で有名な本屋さん。
読みたかったエッセイを2冊買って今度こそ帰る。
本当はもうちょっと歩いてお気に入りのお店でご飯食べようかと思ったけど、平安神宮から三条河原町の丸善に行くまでに結構歩いていて、これ以上歩く元気がなかったので大人しく帰りました。
電車に乗ってから、袋が破れて、買った本が飛び出しかけていることに気付きました。
危うく落とすところだった!
冷や汗。
その日の鞄は結構小さくて入れることができなかったので降りてからは袋を抱えて帰りました。
そんなに大きくもなく、重くもないのに袋を抱えてる変な人になったのは言うまでもありません。