“現役書店員”がオススメする「お金」の本 vol.10
こんにちは。
今回もお金についてのオススメ本です。
前回「お金の大学」をオススメしましたが、その流れでこちらも読んでみて下さい。
こちら↓
著者は経済ジャーナリストで金融メディア専門の編集プロダクション・株式会社回遊舎代表取締役の酒井富士子さん。
他にも「漫画と図解でよくわかる老後のお金本当に必要な金額の答えと今からできる対策」(インプレス)や、つみたてNISA &iDeCoに基本に関する書籍などお金をわかりやすく解説するプロフェッショナルです。
安心して身を委ねながら読み進める事ができますね。
注目ポイント
・お金について過不足なく丁寧に説明
前回「お金の大学」をおおすめしましたが、その後に読んで頂きたいです。
理由は、
1度見た言葉や図表を、違う本で再度目にすると、不思議なぐらいに理解できるようになるためです。
そして新たに、わからない箇所に興味が出てきます。
本書は、生活における身の回りのお金について、網羅的に順序良く解説してくれていますが、
レイアウトが綺麗で、図表がごちゃごちゃしておらず、本文に集中できます。
なので、「お金の大学」を読んでうっすらでも言葉を頭に入れた状態で本書を読むと、急激に
「あっ、この言葉、前回聞いた気がする!」
「前回の本と同じ事言ってる!」
と気づきがあり、頭に定着しやすくなります。
そして、新しい気づきがあると楽しくなり、前向きに読み進める事ができます。
・各章の最後に修了テストがある
各章の最後に数問テストがあり、理解が一層深まります。
ここ、凄く素敵なポイントです。
正直、やらずに読み飛ばしてしまいたくなりますが、本書のテストは、しっかり頭に入っていなくても、今すぐ答えられるような問題が多く、
むしろ、読み進む活力を与えてくれるための設問のように感じます。
おわりに
自分の生活に直結した大切なお金の基本を教えてくれるので、全て頭に入れておきたいところですが、
僕の場合、メモしても付箋をしても本文にチェックを入れても正直忘れてしまいます。
しかし、本棚に並べておき「必要な時にまた取り出す」で良いと思います。
急がずゆっくり読んでみたい本です。