“現役書店員”絶対的オススメ「絵本」 vol.17
こんにちは。
僕の小さい頃から大好きな絵本の紹介です。
こちら↓
おすすめの理由
・大人になって無くしてしまったものを気づかせてくれる
この本は、小さい頃からずっと一緒に過ごしてきた愛犬が死ぬまでを少年の視点から描いている絵本で、全体を通して「愛情」を感じますがそれだけではありません。
しっかりとその少年の想いと主張が描かれているので、読者は何か反応せざるを得なく、
「面白かった」
「感動した」
だけでは終わらせてくれません。
「自分はどうだったろう…」
「なんか自分も同じこと思ってたかも…」
など、自分を捉え直したくなります。
僕たちは育っていくにつれ、社会という形が見えない場所へ向けて、教育以外にも多くの「何か」を意識的あるいは無意識的に教わり、それと引き換えに無くしてしまった多くの「何か」もあると思います。
そしてこの本はそのひとつを教えてくれていると思います。
最近までこの本のことを忘れてしまっていましたが、ある本がきっかけで思い出した本で、早速読み直した本です。
子供の頃に出会っていて良かった、そして大人になって読んでもっと良かった、
心からそう思います。
僕の経験ですが、この本は小さい頃に1度出会っておくべき本だと思います。