“現役書店員”がオススメする「生き物」の本 vol.26
こんにちは。
最近は子供さん向けに書かれた本も、大人と同じくらい深く、わかりやすくなってきていて、
大人が初めて読む本に向いているものも実は多いです。
図鑑なんかも、毒の生き物や変わった生き物などでまとめられていたり、新しく楽しいアプローチがたくさんです。
そんな中、初めて読んだ時、衝撃を受けた本です。
こちら↓
おすすめのポイント
・変わった生き物の生態を知ることができる&著者の豊かな視点
著者は早川いくをさん。
まず、パーっとめくるだけで興味をひくビジュアルの生き物たちにワクワクします。
そして、ほとんど知らない生き物ばかり…。
それら生き物の特徴を、著者特有の切り取り方で面白おかしく紹介してくれています。
例えば「クマムシ」
ごく普通の水辺や地中に生息していますが、
体から水分を追い出し仮死状態になると、
摂氏150度の高熱にも−273度(絶対零度)にも、真空にも乾燥にも放射線にさえ耐えることができると言います。
普通の図鑑にはここまで載っていませんよね。
そしてそこへ著者のおちょくるような補足や考察が加えられていて、より一層楽しく興味を持ちながら読むことができます。
あまりに著者の視点が面白いので、その生き物の特徴が不思議と記憶に残ります。
今はDVDなども出ていて、こちらもシュールで、ご飯食べながら観てたら危険です。
本自体は結構前のものですが、まだまだ知らない生き物の世界を知れると思います。
ぜひどうぞ。