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VR TENGAへの想い(プロローグ)

Oculus VR DK1(Development Kit 1)を手に入れたことが人生を狂わせた(良い意味で)最初の一歩だった。

私はもともと3D美少女を売りにしたPC向けの知る人ぞ知るゲームメーカに所属しており長い間3Dグラフィックを活用したゲーム開発に携わっていた。
当時はPCデバイスが好きで最新のCPUやグラフィックカード、メモリを購入しては自作PCを作って高クオリティの3Dゲームを遊ぶことが唯一の趣味とも言えた。

そんな中、2013年ごろまでは全く興味も知識もなかったVRという言葉が突如耳に入ってくることになる。

仕事柄、おおっぴらに業界外との接触や交流がとくに無く、ある意味狭い世界で過ごしてきた私ではあったが、Unityという3Dゲームエンジンに出会い仕事に活用するようになってからは、Unity JapanのスタッフやUnity開発者のコミュニティなどで情報収取、情報交換をするようになりこれまでは身近に無かったような情報を知る機会が増えてきていた。

そんな折にOculusというVRHMDの名を知ることが出来たのは、偶然であり運命的(いや必然的?)な出会いだったのかもしれない。

ひとまず ”凄いぞ” という触れ込みを頼りに何気なく購入。届くまでは、目の前に大画面が広がる某メガネタイプのデバイスに毛が生えたぐらいなんだろうなと半信半疑でさほど期待せずにいた私。

いざ、来て見て触って、目の前に広がる世界に雷に打たれたような衝撃を感じたのを今でも鮮明に覚えている。

なんじゃこりゃあ???

最初のデモプレイでなんでも無い風景をVR体験しただけなのに、感動が込み上げてくる不思議

Tuscany demo

いやもう、職業柄なのか次の瞬間には

これはエロいことができる!


頭の中はコレでいっぱいになりました。
(関係者の皆様へ、誠に申し訳ございません)

早速翌日、会社にOculus VR DK1一式を持ち込み仕事はそっちのけで(いや、仕事はちゃんとしてましたよ)VRコンテンツの開発に没頭。
そして、すぐさま女の子キャラをOculus VR DK1で出した瞬間に雄叫びを上げながらガッツポーズをしておりました。

そう、私の人生が決まった瞬間でありました。

つづく。


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