発達障害って知らない方が良かったんかな

自分が発達障害って診断されてから、
色々調べまくった。たしかに当てはまることばかり書いていて、それを見る度に
「わたしは気づかないところで周りの人に
すごい嫌な思いさせたり、イライラさせてきてたんだなぁ」と自己嫌悪に陥った。

それからというもの、
わたしは人と関わることを遠ざけるようになった。
職場でも、話しかけてくれる人がいても
迷惑かけそうだから深い話はしないようにしようとか、事務的な対応とろうって決めた。
だから職場で仲のいい人なんていたことがない。

逆に職場でうまくやっている人をみると
死ぬほど羨ましくてイライラした。
わたしにはできないことを普通にする人が
憎たらしかった。

わたしは発達障害と分かってから、薬や漢方を
処方してもらったり、医者に相談することが
できるようになったけど、
そういう行動全てが、【わたしは発達障害者なんだ】と自分に押し付けているようにも感じた。

だから、日に日に自信もなくなったし、
自分は「発達障害だから𓏸𓏸」といいわけに
つかったりそれを逃げ道にもした。

発達障害と知らなかったら、
「少し言い方がきついやつ」で終わっていたかもしれない。
それだけだったかもしれない。
だけど、自分が病院に行って診断を受けて
立派な発達障害のレッテルを貼られて、
自分で自分を発達障害の枠に囲ってしまっている気もする。

結局、知らぬが仏という言葉があるように
わざわざ診断受けないほうが幸せだったのかもしれない。
わたしは、自分自身のことを発達障害者として
扱っているし、そう見ている。

だから行動範囲も狭まるし、勇気が出ない。

発達障害なんて知らない方が良かった

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