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医療ソーシャルワーカー57(ソーシャルワーカーは知っています)
退院調整で患者さんまたはそのご家族と話をする際、「先生からは退院と言われていません」と主張しソーシャルワーカーが退院調整をしていくことに抵抗する方がいらっしゃいます。
なかには「退院」の言葉が出ないまま調整を促すドクターもいますが、大抵のドクターはきちんと病状説明をし、退院調整の段階が来ましたと伝えています。
ほとんどの病状説明に同席し、その流れで今後の療養先や介護や各種制度の相談をしていきますがたまに病状説明に同席出来ない時があります。
後日患者さんに話をしたり、ご家族と面談のアポを取ろうとすると一番上に記載した内容のことを言われます。
患者さんやご家族に取っては残念ですが、ソーシャルワーカーもチーム医療の一因です。病状説明に同席できていなくとも、カルテに内容は記載してありますし、医師の指示なく退院調整をする強者のソーシャルワーカーは見たことがありません。
「ドクターの指示の下、治療の経過も良好で退院調整を進めるよう依頼されてます」と言うとほとんどの方は理解を示してくださいます。
虎の威を借りる狐感のある医療ソーシャルワーカーですいません・・・。と思いながら時には退院調整を進めいています。