医院長の計らい_【見てきた夢の光景〜TBSラジオ特集:出演者と夢の共演版】
気づくとどこかの病院のベッドに横になっていた。ベッドの周りは少しだけ騒がしく、足元には数人がいた。医療関係者とそうでない人々。目を覚ました私は、何がどうなったかわからずに左側に首を倒すと、足元の奥の部屋から医師らしき男の人が柔らかい雰囲気を纏ってやってきた。彼はどうやらここでは一番偉い人らしい。周りの医療関係者が見るからに恐縮している。医院長だろうか。
その医院長は、紺と深緑の混じった色のトレーナーを着ていて、胸の真ん中にはミッキーマウスのワンポイントを目立たせていた。医院長は、私を安心させようとしたのだろうか、自分の持っている過去のライブの様子が細かく描かれた絵本のような冊子を開いて見せてくれた。全体が青紫色をしていて、そこに小さく人物などが描かれているのがわかる。「ほら、こんな感じのものだったよ」とか何ページかページをめくって、最後のページでさらっと何かの自慢を入れた。医院長は笑顔で去っていった。
医院長の計らいで、私はいくつかの食料を持たされた。一応レジを通すため、別棟を案内された。そこまでを案内してくれたのが、なんとTBSの外山惠理アナウンサーだった。アナウンサーとはいえ、実は立派な看護師でもあった。仕事の傍ら看護師の資格をとり、この病院で働いているのだ。もちろん放送の仕事もして両立させている。私は外山さんとは初対面だったが、いつもラジオを聞いていたのでそんな気がしなく、馴れ馴れしくも「仕事を両立させてすごいですね」と外山さんに支えられながら言った。外山さんはいつもの明るい様子で「そんなことないよー」と言った。
付き添われて来た先で、医院長に持たされたものとそこで売られているカットされたバナナがいくつか入っているパックをレジに通した。医院長がくれたとはいえ、レジを通したら料金が発生するんじゃないか? と思っていたが、やはり大丈夫で支払べき金額は39円で済んだ。
レジを待っているときに向かいに藤森さんに感じが似ている人がいるなと思っていた。それと数秒も違わず、外山さんもその向かいにいる人を認識し、あーと互いを確認しあってあげた歓声に、私も釣られるように加わった。向かいの人は藤森さんだとばかり思っていたからだ。でもその人は、まったくの見知らぬ人だった。外山さんとその人だけがわかりあっていた。私は笑いながら、レジの商品とともにその場を離れた。外山さんはその人に夢中になってしまい、お礼を言えずにお別れとなってしまった。
at 20190218
注)飽くまでも私の夢の中の出来事です