混沌の中にいくつあった?【夢日記】
そんなに広くない空間で、人も多く、混沌とした場所の一つのテーブルで税理士さんの仕事が始まった。私の目の前で始まったので、もの珍しくて見てしまう。開いたもの全てにそれを証明するように四角い印を押していた。黒インクで。
私は思わず「見学させてもらっていいですか?」と正式に申し出た。
同じ空間の違うテーブルで、私はふたりの男性に何かの騙し討ちにあった。そして私はそのテーブルを去らなければいけなくなった。
同じ空間の違う時間帯で、その部屋全体で何か講義みたいなものが始まった。講師は女性。関連性があったので、私はさきほどの出来事を講師に質問する形で皆の前で聞いてみた。これは私が悪いのでしょうか、という主旨で。話している最中に、聞いている人の中に母がいることに気づいた。そして、質問も終わらないうちに、回答も得られないまま何かに遮られて終わった。
ここはあまり広くない上に混沌としている。
その端で、私は布団を借りて眠っていた。布団の端にまたたくさんのヨダレ跡をつけてしまった。ぱっと見新しい布団に見えたが、よく見るとかなり古くて黄ばんでいたので、ちょっとホッとした。
とある映像を見て、私が喋っていた男性はニノだったのかもしれないと思った。
映像はそのからくりを明らかにするようなものだった。
私はさっき、と思っているが、実は何年も前の話で時間の捉え方が容易ではない。ニノは私が喋っていた男性とは風貌が変わっていた。
まるで購買意欲を掻き立ててます! とまっすぐにアピールしているようなチーズ製品が冷蔵コーナーに置かれていた。宣伝広告も盛んに行われている様子。
それは青い透明感のある入れ物容器5つをセットにして、そこにいろんな味のチーズを補充したり、入れ替えたりして使うみたいだった。自分好みにしたくなる心理をついているのか。私は勝手に分析する。へぇと遠くの国の出来事のように見ていた私も、チーズはあまり好きではないのに、クリームチーズだったし買ってみようかななどと考えている。他のお客さんも興味ありげにその商品に熱い視線を送っていた。
先ほどの売り場から少し先に行ったところにある少し広いところ。
私は端にいて、何かを待っていたのだろうか、ぼーっと周りの人の様子を見ている。そこに私がここに来た時と同じようなタイミングで入ってきた人たちの集団があった。その人たちの何人かが、ぽつりぽつりと電話をし始めた。
そのうちの一人は知っている人だった。しのちゃんだった。知り合いに向けてなのか、何かを意欲的にアピールしている。誰も知らないものが発見されたとかなんとか。私はその光景を見て何をしてるのか疑問に思っている。
すると奥の方から、「あめちゃん!」と呼ぶ声があった。
せいじくんによく似た少年で、私は彼を従兄弟だと思っていた。私は呼ばれたのでその空間の真ん中まで行き、彼もそこまできた。
せいじくんと落ち合ったテーブルには、見知らぬ外国人のおじさんも二人いて、わからぬ言語でよく喋っていた。今思うと動物のような人のような得体のしれない雰囲気のおじさんたちだった。
私たちもそのおじさんたちもお互いを気にせず、それぞれの会話を進めた。
彼は興奮気味に小さな声で言った。
「宇宙人から交信があった。○○を広めてくれれば、水星に行けるって!」
ははーん、そういうことだったのか。だから、皆、営業電話をしだしたんだ。
私は興奮するせいじくんを宥めるように言った。
「危険すぎる。水星に行けるって、誰が? 何人? この国の人みんな行けるの? それに行けたとしてもちゃんと帰って来れる保証はどこにもない。その前に、今ある大切なことをよく見て。家族や友達、毎日の生活の中で楽しいこと、嬉しいこと、水星を見る前に今自分がもっている幸せな部分をよく見て。それが無くなっても(体験できなくなっても)本当にいい?」
私はせいじくんの手を握りながら力説した。
せいじくんはしょんぼりしてしまった。
しょんぼりし過ぎて、姿が見えなくなってしまった。
私は仕方がないので、そばにあったラップに「ありがとうね、じゃあね」と書いて、せいじくんが元にいたテーブルに置いてその場を去った。
//夢ここまで
at 20240618
~筆者雑記~
それぞれの場面はたぶん繋がっていたと思うのだが、文章としては断片的な場面を連ねただけとなってしまったのが残念だった。ひとつの場所での体験だったので、繋がっているはずなのだ。
でも、最後のせいじくんとのやりとりはすごく残っていて印象深かった。自分がせいじくんに言った言葉をしっかり覚えていて、そして一番言いたかったことは、今自分の近くにある大切なものを見失わないでということだった。そこに強く心を込めて言っていたのを覚えている。だからこれはもしかしたら、私が私に言いたかったことなのかもですね…。
この混沌とした断片的な夢の舞台で、学べることがいくつもあったように思う。