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いったい何回トイレに行ったのだ_【見た夢の世界】

 そこはおばあちゃんちだったと思う。私はなぜか何回も何回もトイレに駆け込んでいた。用を足してもすぐにまたトイレに行きたくなる。そして、毎回相当の量がでる。これを何回繰り返したかわからない。
 2階に上がったり下がったり。トイレはなぜか部屋の片隅にあった。2階にも普通の個室トイレがあることに気がついたが、でも部屋の片隅にあるトイレを使った。
 部屋に入るとラジオが流れていた。それはおばあちゃんが喋っていたように私は感じていた。大事なところを聞き逃したと思ったので、速戻しのボタンを押した。つもりが早送りのボタンを押してしまっていた。余計大事なところから迷子になってしまった。ラジオはおもちゃみたいな赤い箱でできていたのに、私はまるでYouTubeの動画画面を操作するようにボタンを押していた。ボタンの色はクリーム色だった。
 何度も何度も用を足しにこの部屋に来る。
 この部屋で見たことなのか、この部屋に来る途中で見たことなのか、はたまた全く別の場面で見たのか定かじゃないけど、いくつかの光景をみた。

 ひとつは、大きな広場(学校の校庭のようなところ)に過去のアニメのキャラクターたちが一堂に会しているところだった。リアルにいるんだ! とびっくりした。夜のように辺りは暗かった。
 私の一番近くにいたのはラムちゃんだった。背中を向けて座っていたが、ラムちゃんはこちらを向いてニコッとして何かを言って、空に飛んでいった。やはりテンと一緒だった。

 またひとつは、実家の台所で母があれやこれや大仕事をしているところ。
 炊いたご飯を入れておく大きなコンテナ(深くて丸みのある青いものだった)を持って、ご飯を切っていたか他の容器によそっていたか。私はなんでそんなもの持ってるの? と聞くと、「え? 知らない? 私、随分前にカレー屋やってたのよ」と言った。
 そんなこと微塵も知らないよ。
 カレー屋さんをやっていたころの母を想像したら、私が知らない母は無数にいるのだと感じた。

//夢ここまで
at 20240109

〜筆者雑記〜
 そしてあと二つくらい光景を見たように思うけど・・・記憶の彼方に行ってしまったみたい。
 夢を忘れるということは、記憶領域にあるとある扉を閉められてしまったような感覚。扉を閉められたら、空間と一体となってしまって、もうこちらから見つけることは至難の技だ。
 でも、たまに生活のふとした瞬間にチラッと蘇ってくる。いろんなものが合図となって。それは最近のものでも過去のものでも関係なく。見えないけど、いつもすぐ隣に存在しているかのようです。

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