バリキャリ女性の落とし穴(結婚編)
私は専業主婦の母をもち、大黒柱の父にのみ収入源を頼る家族で育ちました。
母の不安は相当だったようで、父に何かあっても自分1人では子どもを育てていけないと、不安からか卑屈になり、父の顔色を極端に伺い、子供のしつけにも「お父さんに言うよ」というのが常套句。父は頭に血が上ると手が付けられない酒乱なので、子供ながらにそれだけは避けないとという心理状態になり、親の言うことは絶対になってしまっていました。
私は自分の希望より、親の納得が得られやすい道を先回りして進路に決め、その上で希望に1番近いものを努力して掴み取ってきました。
そのおかげで、進路には迷ったり悩んだりする余地がなく、頭の硬い親に受け入れられるはずがないと、挑戦すらせず。今思うと、ある程度の方向性は自分で決めたものの、親がYESと言える道を勝手に先回りして決めて、どう転んでも受かるだろう進路を選んで受験しました。
それでもそんな親のおかげで最短経路でそこそこの大学、親を納得させ世間体も良い進路を手に入れて、自分としてはまずまず満足、むしろ親に感謝すらしていた状況でした。
しかし、気づかないうちに、もっと深刻な、家族観、結婚観に対してかなり歪んだものが出来上がってしまいました。
若いうちには自分の理想をきちんと構築して、人間性重視で、自分に見合った相手と難なく結ばれていくかと思っていました。
しかし、結婚を前提とした交際においては、あんなに疑問を持っていた自分の家庭の常識がいつの間にか自分そのものになって、それを相手に求めてしまったり、本来、純粋によいと思っていた理想の相手(性格・学歴・職歴・ご家族どれもよく、思いやりのある相手)が現れても、反発してしまい、そしてそういう相手に限って親の干渉に合い、破談になるなど全てが嫌になる、という日々が続きました。
結局、自分らしく生きてきたことがないので、いざ自分の人生を歩める段階にきたら、どうしたら良いか分からない状態だったのかもしれません。結婚相手としてこれ以上ないという人まで否定して回る、逃げ回る日々でした。
そんな困難な時期を経て、見兼ねた神様が無理にでももう決めておけ、と差し向けてくれたのが今の夫のような気がします。
何がいい、とかではなく、30代半ばにさしかかり、子どもが欲しくて仕方なく、それが一致し、私の年齢を理由に妊娠を急がされました。私も一刻も早く産みたいとってしまい、口車に乗って入籍や両家挨拶もせずにいきなり不妊治療クリニック(呼び名はそうですが、婚前チェックも兼ねてすぐに妊活に入りました)に行って2回目のタイミングで妊娠しました。(→詳しくは妊活編で書きます)
そうまでしないとこんなにすぐには授からなかったかもしれない、タイミングの一言につきます。それでもう決めるしかない、と、最低条件だけ確認し、数々の友人や同僚に心配されながら、盲目的に結婚しました。
また、自分の人生を他人に丸投げしてしまったのです。
出産して初めて、自分が親になる事で初めて、強力だった自分の親の呪縛から解かれ、自分が犯した過ちに気づき、同じように悩むキャリア女性は多いのでは、と少しでも力になれればとこのブログを書くことを思い立ちました。
気づいた後には、何だか種明かしをされているような、自分の人生だったのに自分のものではなかったような、そんな気持ちでした。
自分の人生を歩まなければ、と、この時強く思いました。
就職しやっと自分の人生を手にした私は、結婚を前提としたお付き合いを求めてお付き合いをしては別れ、結婚相手を何度も何度も何度も迷いました。
私をとても大切に思ってくれ、別れては付き合い、私も彼の成長に感動してこの人ならと復縁を決め、最終的にはプロポーズの言葉までいただいたのに決められなかった相手や、この上ない相手なのに唯一の欠点を親が指摘しなかなか前に進まず、些細なことで気持ちが揺らぎ親の反対を押し切る意思の強さもなく破談にしてしてしまったり、結婚を前提にと長年親交のある信頼できる相手と付き合ったものの何を血迷ったか新しい相手に(火遊び的に)乗り換えてしまったり、
母からも、せっかく決めた人を感情的に(人となりも知らないのに)反対されたり、、友人の言葉に左右されてみたり、
全部、自分の意見じゃなかったです。
そして今の夫。
自分の意思で決めたものの、、反発心から決めたので、1番ダメな決め方だったと思います。
可愛い我が子を産むためだったと、その一点のみが肯定される点として、それだけを胸に生きていくしかない…。と、ここまで思わされる間違いの相手でした。
出産したら、本当に人生観がかわります。
どうか、これから伴侶を選ぶことのできる方、本能だけでない、年齢にも性別にも形あるものすべてなくなっても、残る内面の魅力を感じられる人と、結婚してください。
元バリキャリ女性として、自覚してますが、仕事でアドレナリンが出まくり、戦闘モードで婚活も行ってしまい、優しい内面の尊敬できる男性には、ときめかないなどの理由で結婚に踏み切れ無かったことが続きました。
恥ずかしくて声に出せないですが。。
結婚にときめきは不要でした。
内面に惹かれるかどうか、その人の生き方、自分や周りの人への態度や何気ない一言に共感できるかどうか。冷静になるべきでした。
どうか間違えないで。
出産という命がけの行為を終えると、つくづく女性は社会的にハンディを背負っていると痛感させられます。
これは事実です。
出産さえしなければ、少しの体力の差はあれど、仕事の能力という点ではむしろ女性のほうが優秀かもしれません。
ですが、出産は一時的とはいえ、妊娠したその瞬間からホルモンの作用で女性は少なからず悪阻や体調不良、好きなお酒も生ものも、コーヒーも控える生活が続き、まともに寝れず、食べられず、体重増加や体形の変化、仕事をしている人は体調との相談で進めるしかない状況になります。
産後の回復も産後休暇の8週で終わりではなく、まともに寝ずに夜間授乳を行ったり、特に第1子では慣れない育児に真面目な人ほど神経質になったり外出もおぼつかなくなる日々が始まります。
夫より自分の収入のほうが高い場合(私もそうですが・・・)、育休手当のほうが夫の手取りより多い場合さえありました。そして家計は収入比でいれるとなると、丸一日育児をしてお金も工面して、、夫の存在を否定したくなることもあります。
ここで絶対条件となってくるのが、やはり人間性だと思うのです。
妻をいたわってくれる気持ちのある人かどうか。妻より子供より自分が大事、という人と結婚してしまい、大変公後悔していますし、毎日育児に奮闘していても感謝の気持ちすらなく、自分の気にしている点を解決するように指示・できなければ罵倒、罵声を浴びせられる毎日なのです。
離婚するにも、お金や子供も巻き込んで脅してきますのでたちが悪い。
産後は驚くほど思考が鈍り、このとんでもない夫の独壇場のような状況です。
結婚に焦るあまりに自分理論で突き進んでしまった代償はとてつもなく大きいです。
そこで、最低限こういう人は避けて、というリストを作りましたので、参考にしてみてください。巷で高額の会費をとって運営している結婚相談所でも同様の記事があるかもしれませんが、その講座に一度だけ参加して聞いてもピンときませんでしたが、同じようなことを言ってくれていたかもしれません。もっともっと警笛を鳴らしてほしかった。本当に地獄が待っているので、絶対に以下の条件に一つでもあてはまったら、考え直してみてください。(結婚したら、子供が産まれたら、時を経るたびにどんどん態度は大きくなり、どんどん蔑まれるようになります。→これは今後、モラハラ夫の特徴で述べたいと思います。)
!!結婚相手に絶対に避けるべき特徴リスト!!
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