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映画感想文#1 『キリエのうた』

みなさんお久しぶりです。

先日、ついに『キリエのうた』を観に行きました!!
映画が公開される前に小説を読んで、すごく面白かったため、期待していたのですが、想像を超えてきました!

ネタバレを含みますので、これから観に行く予定のある方はまた後日読みに来てくれたら嬉しいです!!

印象に残ったシーンをいくつか挙げようと思ったのですが、全てが鮮明に覚えていて、言葉がまとまらないため、5つの項目に分けてみました。

  1. キリエの歌声
    なんと言ってもこの映画の魅力は演じているアイナ・ジ・エンドさんの歌声でした!魂を削って歌っているような感じで、自然と笑顔になるし涙が出る、聞いてる人の感情をブンブンと揺さぶる歌声で感動しました。また、キリエとルカの2役演じていたのですが、ちゃんと別人に見えたので、演技力エグっとなりました!

  2. 松村北斗さん
    この映画は夏彦のために作られたのでは!?と思うほど重要人物で、存在感ありました。
    震災前と震災後で人が変わってしまったような演技に圧倒されました。
    そして、ルカと東京で再会した後に泣き崩れるシーンがとても印象的でした。泣いてる姿を見せまいと靴紐を結ぶフリしてたのが、すごくリアルで、ルカの前では罪悪感から弱い姿を見せられない、夏彦を感じて私まで苦しくなりました。強くいなきゃとか、自分がルカをなんとかするんだっていう思いがあるけど、弱い姿が見え隠れするところが人間味がありすぎて、胸がキューっとなりました。

  3. 岩井俊二監督作品
    岩井俊二さんの作品は『ラストレター』以来でした。ヒューマンストーリーを繊細に美しく、そして残酷に描いているのが今回も感じられました。
    また、画がとにかく繊細で美しかったのが印象に残ってます。最後の雪のシーンも単純に画面が明るくて雪が白く綺麗なんじゃなくて、雪に埋もれる髪の毛とか、マフラーとか、イッコとルカの会話、表情、音楽が相まって美しかったです。あのワンシーンだけでも見る価値があると思いました!

  4. 本との違い
    小説を読んでから観に行ったのですが、映画では描き切れなかったイッコの背景が小説ではより詳細に書かれているので、読んでない方は是非読んで欲しいです!!

  5. 青色
    この映画の要所要所に青色が使われていました。何か意味があるのかなと考えましたが、分かりませんでした笑。ネットやSNSで1番しっくりきた考察は、自由を表す空の色なのでは?というものです。確かに、イッコの髪色、キリエ(ルカ)の歌う時に着る衣装、夏彦の大阪に来た時の服、キリエのワンピースなど、自由を求めている登場人物が身につけている印象でした。このような考察対象があるのもこの映画の魅力だなと感じました!

観てすぐこの感想を書いているのですが、余韻で文章がまとまらないのはお許しください。。。

歌に感動したり、世の中の残酷さに胸が苦しくなったり、色んな感情になる映画でした。

この投稿を読んで少しでも興味を持ったら、観て欲しいです!!


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