見出し画像

2025/01/03

服の仕事をしている時は、いろんな服を着こなす人がオシャレだと思ってきたし、いろんな服を持っていたかったし、とにかく服が多かった

この数年で物に対する考え方が変わったのと、
今の生活から考えるとたくさんの服はいらない

減らすと同時に、全部なくてもいいぐらいにおもっていたけど、思っていただけで、絶対に手放せない物があった
それに気づいたのは先月のこと
色んなものを何年もかけて手放してきたけど、ラスボスみたいな感じで現れた

そのものは手放しては良いと思っていたけど、損したくないという気持ちがとても強かった
だからフリマサイトでもこれ以上は値下げしたくないとか、店頭に売りに行ってもどうせ安いからという色んな理由で手元に置いてた

でも、目につくし使うことないのもわかってた
損したくない気持ちはとても根深い 

それは単純に高かったから、そんなに使ってないから、とかもあるけど、もう買えないかもしれない、、あとは、やっぱりどこかで持っている、いざって時は使える、とか?見栄?コーディネートの中でそれを使うという鎧をまだ持っていたかったんだとおもう

損したくないという気持ちを一回手放そうと、店頭に持ち込んだ
店頭で下取りしてもらうのは、一番値段が安くなることも分かっていたけど、一回決めたらすぐに行動に出たい

でも近くの店頭ではすごく混んでいて、色んな状況から持ち帰ることになった
もう一度考える時間ができたが、気持ちは変わらなかった
次の日別の店頭へ行って手放した

その金額なら家にあってもいいのではないか、と気持ちは揺れたし、なんとも言えない気持ちになった。けど、この物が好きだから、まだ使いたい、手放したくない、ではなくて、
損したくないとか、自分にとっての鎧のような物として持っておきたい物という気持ちからきていると感じたから、一回手放してみようと思った

あの日からもうすぐ一カ月
同じような物をみるとあのこたちは可愛かったなと思いだすことはあるけど、手放さなければよかったと思う気持ちに襲われることはない
あの鎧を無くしてしまったことへの不安もない

あんなに持っている時はなくなる怖さがあったのに。

いいなと思ったら応援しよう!