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寄り添い明るい未来をつくる、税理士法人のロゴを制作

KOZAKIKAKU.Incの『コレデ』というサービスにおいて、新規開業される桜花税理士法人様のロゴを制作させていただきました。

コレデとは

クライアント・デザイナー・アドバイザーの3名が参加する、2時間のお打ち合わせ内でロゴデザインを完成させる「リアルタイムデザイン」サービスです。
直接クライアントのお話やご意見を伺いながら、その場でデザイン制作をクライアントと共に進めていくため、通常のロゴ制作で発生するデザイン〜提案〜修正〜再提案の流れをギュギュッと凝縮してご提供することができます。
今回の記事では、そんな『コレデ』のデザイナーを育成する『COREDE Design School』に0期生として参加し、カリキュラムの一環として初挑戦した実案件についてお話しします。

桜舞う青空をモチーフに

2時間の「リアルタイムデザイン」は、事前ヒアリングの内容とポジショニングマップ等をもとに制作するロゴイメージのすり合わせ、デザインの方向性を定めるところからスタートしました。

事前にヒアリングした内容を整理したもの

デザインモチーフについては、一般的に事業の内容をイメージしやすい税理士さんということで、税理士バッチにも使われている所謂「桜の花」は避け、事業内容にとらわれない個性を出した方向で考えることになりました。
ヒアリング時に「空」を眺めることが好きというお話を伺っていたことから、「空」をモチーフとする案が生まれ、爽やかな青空と風に舞う花びらにより、桜花税理士法人の社名と若々しいイメージ、お客様の明るい未来を印象付けるデザインへと繋がっていきました。

「空」モチーフの検討
色の検討
花びらの配置等の検討

誠実感のあるロゴタイプ

ロゴタイプについては、シンプルなフォントから少し個性的なフォントまで、シンボルマークと組み合わせたかたちで検討を行いました。クライアントのご意見を伺いながら数種類に絞り、絞ったフォントのみで並べ直して再度比較し、透明性や誠実性を表現するに相応しいフォントを選択しました。

フォントの検討

大切にされている「寄り添い」を表現

シンボルマークとロゴタイプの大枠ができ、完成が近づいてきつつも、もう少し桜花税理士法人様の「らしさ」を表現したいと考え、シンボルマークについてさらに検討を進めていきました。
クライアントが過去の経験などから大切にされている姿勢であり、強みでもある「寄り添い」を表現するため、大きな円に寄り添うもう一つの円のデザインを探っていきます。

「寄り添い」表現の検討

最終的には、クライアントのアイディアから派生したブラインド風の寄り添う小円で「一社一社の状況に寄り添う税理」「明るい未来を見通すための税理」という意味合いを込めました。
最後にロゴタイプの色を調整し、2時間の「リアルタイムデザイン」は終了。

2時間の打ち合わせで完成したデザイン

ブラッシュアップして清書、そして納品

お打ち合わせ終了後、黄金比を用いてデザインの精緻化をし、清書案として提出。クライアントにご承諾いただき、無事納品となりました。

花びらの形状を調整
円のサイズ比率を調整
ロゴタイプの角形状の調整
黄金比で横配置の調整
黄金比で縦配置の調整
モノクロVer.の作成

さいごに

今回初めて、2時間でクライアントと共にロゴを制作する「リアルタイムデザイン」に挑戦しました。
制作作業をクライアントにお見せするという緊張感、2時間で完成を目指すプレッシャーは普段のロゴ制作にはなかったもので、自身のスキル不足や引き出しの足りなさを改めて認識することとなりました。
そして何より、お打ち合わせの中でデザインを共に作りあげていくので、単に「デザイナーに外注したロゴ」ではなく、「デザイナーと一緒に作ったロゴ」として完成したロゴに愛着を持っていただけること、それこそがこのサービスの魅力であると感じました!

私には、納品したロゴを活用いただけなかった苦い経験があります。だからこそ「デザイナーの独りよがりにならないこと」「クライアントと共に作ること」の意義を強く感じました。

『コレデ』は予算や納期に制約のあるお客様にオススメなのはもちろん、デザインを依頼したものの、イメージとちょっと違った…という経験のある方にもぜひオススメしたい画期的なサービスです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも自社の魅力を再認識いただけるようなロゴづくりに精進してまいります!


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