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自宅出産レポ①「しぜんに自由に夫と産みたい」

〈自己紹介〉
◎静岡在住34歳
◎ブレスワークガイド 
◎20代は教職・開発コンサル・青年海外協力隊etc,
◎”ブラック教員”で心身のバランスを崩しインナーワークを学び始める➡︎RYT200取得
◎2022年秋、第一子を自宅出産
◎100日チャレンジ達成!(7/24)→3の倍数日に更新
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突然ですが、
2年前の長男出産レポをシェアします。

最近「母親向け」のブレスワークの場を
企画している中で、

参加する人からしたら
「この人はどんな子育てしてる?」と同時に
「どんな出産だった?」ってのも
結構気になるポイントかと思って。
(私は気になる!笑)

お世話になった助産院さんに向けて
書いていたレポがあるので
それをほぼそのまま載せたいと思います。

ちなみに私は京都の海(まある)助産院
宮川さんに付き添って頂いて
自宅アパートのリビングで出産しました。



自宅出産にした理由は
1、夫と一部始終を共有したいから
2、自然に自由に産みたかったから
3、単純に興味があったから
が大きなところで

1についていうと
「子育てが女性のもの」となるのが嫌だったんですね。
夫にも当事者になってほしいし妊婦検診から産後まで、1番近くで見てもらいたかった。
あと産後は里帰りしないことにしたので
2人の子育て力をつけたい、というのもありました。

2については、
「何が自然で何が自由なの?」
とか色々あると思うのだけど
シンプルに病気じゃないから病院にかかりたくない、というのと自分の好きにやりたい、という願いです。

自宅出産は一般的にリスクが高いことですが
(助産師の親友にも「え!!と言われた)
ケニアやホンジュラスの山の中でも
赤ちゃんが産まれてるのを見ていたから
私にも出来るんじゃないかなぁと
漠然と考えていたので不安は無かったです。

3については
もう私の性格でしかなくて
気になったら1回やってみたい、というだけ(笑)


それでは前置きが長くなりましたが、
良かったら全部読んで頂けると嬉しいです。


産後5日目の時に書いたものなので、
どうぞ暖かい目で🙏🙏




2022年10月17日

予定日の健診。
今週中に産まれないと病院出産と聞いて焦りと不安。いつもより念入りに散歩とスクワット。そのせいで夜はちょっと腰と足の付け根が痛むけど、それ以外はいつも通り。

なんとなく思い立って自分の体と心情を動画に撮った。今思えばこれが最後の妊婦記録で、何か予感がしたのかも。




10月18日

●夜中3〜5時
腰の痛みが急に来る。もしかして…?と思って陣痛カウントして色々調べてみるけど、まだ本当に陣痛とは思えない。違うかも?心の準備が正直出来てない。

おーちゃん(夫)に腰を押してもらう。思ったより全然痛くて「ここ!もっと下!強く!なでて!」と若干キレながら強めに要求して付き合ってもらう。ドーナツ食べる。

●5時
おーちゃんにとりあえず寝てもらい、キッチンでおにぎり作って食べる。波が来ると立ってられない。うーと声が出る。


●6時すぎ
眠すぎるのでやっぱりベッドに戻る。でも良い感じにウトウトしだしたらすぐ陣痛が来るので全く寝た感じがしない。痛みのない10分がすぐ経ってしまう。しんどい。
隣でおーちゃんが寝てる中、一人で痛みに堪えるのは結構孤独。「私今結構しんどいのにアンタは心配じゃないんか?」とか思っちゃう。
寝て欲しいのも本当だけど、やっぱり隣で一緒に堪えてもほしい。



●8時
宮川さん(助産師さん)呼ぶ。
みんな(検診から一緒だった学生さんお二人)も来てくださって安心。もう結構痛い。
陣痛はずっと来てるけど、まだ全然ワクワクが強い。「いよいよだねー」って感じ。痛みがきたら自分から深呼吸してリラックスさせる余裕もある。

アハハーと余裕


●10時くらい?
宮川さんに勧められておーちゃんと2人でお風呂に入った。(夫は服着たまま浴槽横に待機)

今まで夫に堂々と裸を見せたことなかったので、一瞬迷ったけど今は「陣痛中」っていう人生最大の出来事の中にいる。もう恥ずかしいとか言ってる場合じゃない。速攻脱がされて風呂入る。
この時のお風呂の風景は暖かくて瑞々しい思い出になったと思う。2人だけの空間が心地いい。

リビングに戻り、ちょっとでも気を楽にするためにプロジェクターで「世界の猫」みたいな癒しの番組を流した。アロマとか色々やろうと思ってたけど、すっかり忘れてた。

腰に電気湯たんぽ?を装着


●11時くらい?

陣痛が怖いくらい痛い。
おーちゃんの存在がお守り。先生に「私がここにいるからご主人も少し休憩したら?」と言われるけど、「行かないで」と懇願。
休んで欲しいけど、どこにも行かないでほしい。彼が居なくなったら心の底から自分を委ねて甘えられる人が居なくなってしまうので怖い。


みんなとのお喋りが気晴らしになる。が、先生たちが「痛いねぇ」と優しく寄り添ってくれる言葉にも「痛いねぇじゃない!💢」と思ってしまう。
助けて!何とかして!の気持ち。

痛みの度合いが変わった気がする。リビングを少し離れていた宮川先生を呼ぶ。

しんどい・もう出来ない・やめたい・何とかして!を繰り返すだけ。
これまでの事も先のことも考えられない。ひたすらにその瞬間の痛みに耐えるだけ。本当に、本当に、ほんとーーに痛かった。破水はこの時したのかな?



一旦ここまでで。
15:35に生まれるのであと少し。
ひたすら大絶叫のラストスパートです。




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