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家のモラ夫:妊娠編4

強制的に義実家に住み始めることになり
義父母は共働き、夫も仕事のため
日中は家に誰も居らず
私は(義)自宅警備員になった。

誰もいないとはいえ
「体調が悪かったら何もしなくていいし
好きにすごしてくれていい」とは
言われたけど人様の家。
夫の実家。

全てに気を使った。
考えすぎて疲れるほど。

どこからどこまでやればいい?
「やらなくていい」と言われても
みんなが働いてるのに
自分だけ怠けてていいの?

晩ご飯作る?
掃除機かける?
食器洗う?
何をしたら正解なの?!!!

この頃の私は何もしないことは
「悪」だと思っていた。

妊娠して仕事を辞めてから夫に
「今日は何してたの?」
「暇なんだから何かしなよ 」と
毎日言われていたのもあるけど

小さい頃から
「働かざる者食うべからず」なんて
言葉を耳にして育ってきたのもあるせいか

なにもしないでいる事に
罪悪感を感じずにはいられなくて
別の意味で「何もしなくていい」は
ストレスだった。

私の性格的にも
100か0か、
俺か俺以外か、
みたいな極端人間で(ローランド様に謝れ)

やるなら徹底的にやる、
やらないなら極限までやらない

怠惰を極めし人間。

某釜爺の「手ェだすなら終いまでやれ!」
そんな言葉が頭をよぎるもんなら
おいそれと手は出せない。

慣れない家の一室でつわりと戦いながら
悩みに悩んで
苦し紛れに米を研いでみるも

「え?お米炊いただけ?」なんて
空気感になったらどうしよう。

他人の家の冷蔵庫勝手に開けて
おかず作るとか義母嫌な気持ちにならないかな?
てか何が好きなの?何が嫌いなの?

ああ、こんなことなら米研がなきゃよかった!!

なんて、心中で叫びながら
吐き気と戦いなんとか
おかずと味噌汁を作った。

それだけで
1週間分位の体力と気力を使い果たし
思考回路はショート寸前
今すぐ帰りたいよ(🌙)

(今思えば
自分で自分のハードルを容赦なく
上げていくスタンス、エグいなって思います。)

仕事してる人ならわかるとおもうけど
仕事から帰ってきたらごはんがあるって
嬉しいもので(味はともあれ)
義母はとても喜んでくれた。
気を使ってくれたのかもしれないけど。

義実家にきて1日目、満身創痍(自傷)で終えた。

何が正解かわからない暗中模索の
日々か続くのかというプチ絶望感
今でも色褪せない

心身ともに全然安らげなくて
草生えすぎて林。

寝る時に夫に
「なにもしないと色々考えすぎて
辛いから家に帰りたい」と漏らしたら
「じゃあ帰れば?」と言われ
優しい言葉を期待した自分が馬鹿だったと
悔し涙で枕を濡らした。

翌日の朝、
眠りが浅くまぶたがおもいまま
義母が用意してくれた朝食を食べ
義父母と話していると

「ゆのすけが『こんな家に居たくない』って」

脈絡もなく真顔で言った夫。

そんな「喧嘩上等」的なアレンジを加えて
盛大にチクられるなんて想像もしてなくて
「そんなこと言ってない」と、
慌ててフォローしようとしたけど
時すでにお寿司。

「あら、居心地悪かった?ごめんなさいね
気づいてあげられなくて。
自分のやりたいようにやってくれていいのよ」

私は何も言えなかった

お世話になってるのに
言ってもない「こんな家に居たくない」
どこからどうみてもわがまま人間。

夫は自分の実家にいて「帰りたい 」と
言われまことが不愉快だったのかもしれない。

軽率だった自分を悔いた。

朝食は変な空気のまま終え
それぞれが仕事に行った。

誰もいなくなってから
自己嫌悪に襲われ、うずくまった。

私はなんでこんなにダメなんだろう。
なんで要領良くできないんだろう。
良くしてもらってるのに嫌な思いさせて
何やってるんだろう。
帰りたい、人と関わりたくない。


気づいたら寝ていたようで
目が覚めトイレに行きたくなり
トイレで用を足すと
出血していた。



次回に続きます。

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