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カリフォルニアクローム

父は米国ダートのGⅡで2着。ラッキープルピット。カリフォルニアクローム以外には目立った産駒はほぼいない。
母は米国で1勝のLove the Chase。
母父は米国で重賞未勝利のノットフォーラヴ。母父としてはオーロラテソーロを輩出している。

近親にも活躍馬がいない。血統的にはかなりの雑草血統。

GⅠを優勝した距離はダート9F~10F、それとドバイのダート2000m。芝は9F。レーススタイルは先行押し切りタイプ。アメリカでは重賞ではないがオールウェザーでの勝利もあり、馬場を問わなかった。

北米やチリで供用されてとき産駒がすでに北米、チリ、そして日本でもデビューしている。北米、チリでは芝でもダートでも重賞の勝ち鞍を挙げているが、どちらかというとダートで走る産駒が多い。一方、日本では中央競馬で2023年4月末までに7頭がデビューし、芝では0勝、ダートで2勝している。

馬場適正はダートが中心。北米やチリでは芝ダート兼用でどちらかというとダート向きが多い。すでに日本に輸入して中央で走らせている産駒は芝ではスピード不足となっている。サンデーサイレンス系など芝で活躍した繁殖牝馬からは一定程度の芝向きの産駒が出てくるだろうが、日本での実績通り基本的にはダート向きの産駒が多くなりそう。

距離適性は短距離から中距離まで幅広。北米やチリではスピードを生かした短距離の産駒が多いようだが、すでに日本に輸入して中央で走らせている産駒は短距離から中距離まで走っており、地方では2000mで勝利した産駒もいる。どちらかというとマイル以下が多くなりそうだが、配合や折り合い次第では中距離も守備範囲だろう。

仕上がりは早そうだ。カリフォルニアクローム自身も2歳5月に初勝利。海外や日本ですでにデビューしている産駒も仕上がりが早めのタイプが多い。成長力がどの程度あるかは不明だが、日本で供用されてからの産駒も仕上がりは早そうだ。

産駒は海外ではあまり勝ち上がり率は高くないようで、産駒の数のわりに重賞の勝ち鞍は少ないようだ。現役時代の実績は日本で供用された外国産種牡馬としてはトップクラスだが、種牡馬としての今までの実績からすると…期待値は低い。

2023.6.12.post

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