ひたすら手放す一日。私の物の手放し方。
新年度に入り、片付け魂に火がついた。きっかけは、朝の私の静寂が破られる日々が続いたからなんだけれど。
毎朝、家族の誰よりも早く起きて、朝時間を満喫するのが私の小さな幸せである。窓を開けて、白湯を沸かし、ストレッチなどを行いながら朝時間を堪能する。時には瞑想も・・・と、思いきや、最近は、私が起きたら数分で子供らが起きてくる。
子供たちは起きたら1番にテレビをつける。リビングでヨガマットを敷いて朝時間に浸っている私の朝時間は一瞬にして雑音に埋もれてしまう。
朝から気分が良いとはあまり言えない。
なんとかならないものか・・・と思い、対策の一つとして、リビングではなく2階の物置部屋で朝時間を楽しむことにした。
物置部屋はその名の通り四方を収納ケースに囲まれている部屋である。寝転がって脚を伸ばそうものなら、必ず何かに接触する。
この部屋を、安らげる空間に変えてやる!
なんとか自分の朝時間を確保すべく、この安らぎとは程遠い空間を、自分流に安らぎ空間へ変えるプロジェクトを立ち上げた。メンバーは私だけだけど。
我が家に大量にあるもの
比較的ものを持たない我が家なのだが、1番多いものが「衣類」である。子供たちは兄弟5歳差。お兄ちゃんのお下がりを下の子に献上するために、服が大量にストックされているのだ。お兄ちゃんが着ると言って買ったのに、結局着なかった服が大量にある。(大人でもありますよね。着ると思って買ったけれど着ない服)処分できずに、上の子に望みを持っているという、下の子からすると全く傍迷惑な話。(背に腹はかえられぬ大人の金銭事情もある、と主張したい。)
そして、衣服と同じくらい面積を取っているものが、「冬物」。冬物毛布、冬のホットカーペット、冬用のラグ、冬用コート、冬用・・・嵩張るし、本当に困る。クローゼットに入らないこれらの嵩張る物。とにかく空室の物置部屋に収めている。ちなみにクローゼットの上には、父の入院した時のパジャマなどを収納している。(同居している家族だけでなく、別居している両親の物も我が家で管理している。)
これらを前にして、うーんと唸ってしまった私。比較的なんでも手放せるようになったが、これらのものは困る。冬物関連については、去年は嵩張るコートをクリーニング保管サービスに預けたが、費用と浮く体積を考えると、預ける必要はないようにも思う(コートよりも寝具の方が場所を取る)。
考えても悩むばかりで行動できそうにないので、これらの物たちはラスボスと仮定して、まずは小物類を手放すことにした。物置部屋にはラスボス以外にも色々なものが生息しているのである。
目標設定
物との対峙を行う上で、大事なのが目標設定である。なんのためにやるのかが明確でなければ、これから行う作業は曖昧で、中途半端になる。リバウンドも発生する。
物置部屋を、快適な朝時間を満喫できるプライベートルームにする。
→まずは、ラスボス以外の物について対峙、処分を行う。
ルール設定
① 売ることは考えない
② 家族の私物については手をつけない(許可を得て別室へ)
③ 次男の物は置いておく(そもそもこの物置部屋は将来の次男部屋のため)
さて、目標とルールが明確になったら、あとは実行あるのみ!
手放せない物は、放っている氣を感じるところから
手放せない物は、その物の氣を捉えると効果的だ。「いつか使うかも」と思う物たちは、喜んでその「いつか」を待っているだろうか。その物たちはプラスのオーラを放っているか、ウキウキする気持ちを与えてくれているか。
頭で判断できない場合は、感覚で考える。私の場合は、そんな手放し方も結構有効だ。
まさにこんまりさんの言う“ときめき“である。
読もうと思って読んでいない本、料理する気満々で買ったがほとんど開かないレシピ本、これらをまず手放すことにする。
<書籍>
・反省→手放す時に、売れるか否かを考えてしまい、スムーズに手放せない。
・対策→本は電子書籍で購入することを徹底する。
使おうと思って買ったノート類。数ページだけ書いて放置されている。書こうと思って買った筆記具。
<文具・ノート>
・反省→買うときは気分が高まるが、何点も持っていても使わない
・対策→買うときは今のものを使用し尽くしてからにする。限定に左右されない。
自分の範疇外だが必要で購入したもの、付属品。
私の場合はミシン。保育園入園の際、布団カバーの作成が必要で使用した。今後も使用するのか判断できず、そのまま保管中。
面倒なもので言うと写真。アルバムに収納しようと思いながら、そのまま。
コード、釘、細かな部品類。何の付属品かわからず。確認するのも億劫でそのまままとめて箱にぶち込んでいた。
<自分の不得意分野、細かい付属部品>
・反省→確認や判断が難しく、放置
・対策→判断できない場合は、「2022年になるまでに一度も使わなかったら捨てる」など札を貼っておく。脳内で思うだけではダメ。札が鬱陶しいと思ったら即確認し、即処分。写真など億劫で処理していないものも、いつまでに処理できなければ捨てる、と札をして自分と約束する。
こんな感じで、淡々と作業を行い、物の30分で作業が終わった。
結果的に、物置部屋での私の私物は上記以外はあまりなかったのである。
その他で、主に手放したものは、iPhoneなどの付属の空箱。売る時のことを考えて保管していた。箱なのでかなりの体積となり、iPad、Apple Pencilなど、引き出し1個分くらいあった。先日アップル製品を売る際、箱を使用しなかったので、このことを機に全て処分した。
こうして収納ケースが丸々1個空っぽになり、ケースも売却することができた。収納がなくなると部屋も広くなる。こうして、物置部屋をプライベート部屋にするプロジェクトを一歩一歩進めている。
今日の独り言
何かを失わなければ、快適さは得られないのかもしれない。
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