「感謝と祈り「第259話
今日はどこまで人を許せるか…という
お話です。
塩見志満子(のらねこ学かん代表)さん
という方がいらっしゃいます。
この方は、ご長男を小学校2年生で、白血病で亡くし、4人兄弟の末っ子の二男さんを、プールの授業で亡くしました。
小学校3年生にもなったら、ご長男のように、もう死ぬことはないと安心していた矢先だったそうです。
聞くところによると、誰か友達が背中を押して、プールに頭をぶつけたのが原因だったとか…。
普通なら、犯人を見つけて、学校も訴えて、裁判してもおかしくない状況であると思います。
でも、このご夫妻のとった行動は、全く別のものでした。
勿論塩見さんも、最初は怒りが込み上げて仕方なかったそうです。
でもご主人が、強く、
「学校も友達も許す事にしよう。
今犯人探しをしたら、その子も親も、
一生友達を殺したと苦しむ事になる。
だから、我が子は事故で死んだ事にしよう。」
このように何度も強く言うものだから、
仕方なくて、泣く泣く心不全で亡くなった事にして、新聞にもそのように報道してもらったそうです。
本当に辛い出来事でしたが、今ではそうして本当に良かったと仰っています。
何故なら、30年経った今でも、命日には墓前には級友からの花が絶えないそうです。
誰かが、いつも花をたむけ、墓石を磨いてくれている。
もしあの時、学校や友達を訴えて、裁判で勝ってお金をもらっても、こんなふうに優しい同級生は育たなかったかもしれないと言います。
なかなか出来ない事ではありますが、
人を許すという事は、人の心を良い方向に導き、最終的には、心を癒してくれる
一番の方法なのかも…と思いました。
人を許すということは、最終的には自分の心も軽くしてくれる、素晴らしい方法なのかもしれません。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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