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babu_damedame
「感謝と祈り」第996話
仕事を5年、10年続けていると、時には「もうここでやめよう」「どうしても無理、続けられない」と思うような事が来る時があります。
それは、近しい人の死があったり、災害や事故が起きたり、猛烈な忙しさが続いたり、疲れて精神や体が参ってしまったりしたような時かもしれません。
でも、それらを乗り越えて、なお続けていると、なんとはなしに、続けることは苦ではないな、と思うときがくると作家の城山三郎氏は言います。
そして、後から振り返ったとき、小さな木ではあるが、それが自分の年輪となっていることに気づくのです。
凡人が、遠くまでいくには、「継続」という友人が必要だと城山氏は言っておられましたが、私はこの言葉にとても励まされました。
私も精神的に疲れていたりすると、もうやめてしまおうかな?…と思う時もあります。
でも続けていたら、ある日何となく前よりも上達していたり、楽にこなせるようになっている事に気がついたりします。
本との出会いも、人との出会いと一緒かもしれません。
一瞬、ピッときたら本をまず買ったり、
手元に置いて、縁を繋いでおく。
人も同じで、一瞬の出会いを、大事にするかどうかで、人生は変わってきます。
《人間は一生のうち 逢うべき人に必ず会える。》
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないときに出会うのだそうです。
《しかし、うちに求める心なくば、眼前にその人ありといえども、縁は生じず。》(森信三)
まさに、自分の中に求める心がなければ、どんな名著も、すぐれた人物も、あっという間に通り過ぎてしまいます。
そして、良いご縁は一生できない。
本を読んだり、人との出会いを大切にしながら、継続する事を常に意識していきたいですね。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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