私と旦那様。
私には旦那様がいる。
実際に籍を入れているわけではないけれど、これから先を共にしていくから旦那様と呼んでいる。
年齢も年齢なので結婚はまだか、相手はいるのかと親でもないのにおせっかいを焼く人間がいる。
今は令和ですよって言っても通じない。
自分の価値観が絶対っていう人いるよね。
ご高齢の皆様は自分の孫でもない人間にもあなたのためという文言を振りかざして世話を焼いてくれる。
ありがた迷惑だからやめていただきたい。
私の世話をする元気があるなら自分のことをちゃんとしてくれと何度思ったか。
そんな元気あるなら家帰れとどれほど思ったか。
他人にプライベートのことをとやかく言われたくないので話す時は嘘を交えている。
たいてい相手は話したことすら忘れて同じことを何度も繰り返し話すので適当に答えていても当座はしのげる。
それでも何度も話すのはいらぬ労力を使うので今は指輪をつけて余計なことを言うなと予防策をしている。
それが功を奏したのか誰も突っ込まなくなった。
単純な話よ。
旦那様も最初は職場で指輪をつけていなかったけど最近はつけたままにしているよと言っていたので私もつけておこうと思ったのもある。
そんな旦那様とは某アプリで知り合った。
登録した初日からわんさかアプローチが来て若干引き気味で色んな人がいるんだなーとぼんやり見ていた。
県外から初老まで数撃ちゃ当たる系で打診されてる感が否めなかった。
私の情報ちゃんと読んでる?まともに見ないでアプローチしてないか?と見知らぬ相手に疑念が止まらないアラサー。
個人的な外せない条件として
・県内在住であること(仕事していたいし遠距離無理)
・同世代であること(年上年下はそこまで気にしてない)
・身長が私より高いこと(私に何かあっても大丈夫っていう安心感)
・子どもを望まない、もしくは私の判断に委ねる(私は子どもが欲しいと思わない人間なので)
をあげていて、県外や初老は問題外として、最後の子どもの部分はかなりの人が見過ごしているんじゃないかって思う。
それくらいみーんな欲しい人ばっかり。
申し訳ないけどそういう人は私じゃなくて他をあたってくれと何度思ったか。
私はやりたいことがあるし、子どもを育てながらそのやりたいことをやり続けることはできない。
やりたいことに突っ走ってあれこれするには行動が制限されるしそもそも1人が心地よいと思う人間が四六時中人の面倒見れるか?って言う話。
その上無責任に命を誕生させることは私にはできない。
それを子どもが欲しいと思う人間に話したところで理解は得られないし、寧ろ私考えを更生させようとするだろう。
だからこの人と関わってみたい、と思ってもその部分でこの人の望みは叶えられないなと辞退する。
そんな中で条件を絞り探していった中に旦那様がいた。
個人的な条件をほぼ全て満たしている私の中でのハイスペ、いないと思っていたから私からアプローチした。
旦那様は全然女性側から声がかかることなんてなかったらしく、私からアプローチが来たのはかなり驚いたそう。
メッセージのやりとりを経てごはんを食べに行くような仲になり、お付き合いをするようになった。
喧嘩をすることもなく不穏な感じになりそうな時は話し合いをしてお互いがお互いを思いやって過ごしている。
一緒にいて嫌だと思ったことがないってなかなかないと思う。
どうしてもずっといると嫌な部分が見え隠れしてしまうし、それを相手に話しづらいこともある。
そしてもやもやしたものを抱えて過ごしてある時爆発して破綻してしまう。
それがない状態でいられるのってありがたい話だよね。
といつも旦那様に感謝している。
掌の上で上手にあやされてるのかなあ…
使うの上手だなあ、私を。
付き合いだして1年経ったくらいなんだけど実際それよりも前からずっと一緒にいたんじゃないかっていうくらいの感覚。
いつまでも仲良しでやっていきます。
よろしくね、旦那様。
では。