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(2021年版) ソフトウェアテストの上流設計-7 テストカテゴリの作成

第4回のnoteから、ゆもつよメソッドとして特徴的なテスト分析の説明にはいってます。2021年5月28日に開催予定のJaSST東北2021で行うワークショップとリンクした内容になっていきます。

今回は、前回説明したテストカテゴリをどうやって作っていくかを説明します。実践編です。

テストカテゴリ作成の流れ

テストカテゴリは、テスト対象に対するドメイン知識を持つ人が作成します。一人で作成してもよいですし、チーム全員でやってもよいです。ただし、仕様項目のピックアップをするためには、どっちにしろ、チームメンバーに説明が必要です。

テストカテゴリは複数のテスト対象で使い回せることが多いですし、テスト対象となるプロダクト/サービスが存在する限り、使いまわします。どのようなテストを自分たちはしてきたのか、どのような欠陥が見つかったのかがテストカテゴリごとに整理できることで、組織の資産となります。

ゆもつよメソッドをコンサルしてた中で、テストカテゴリを作るワークショップを何度も開催したことがあります。その時のやり方をここでは説明します。以下のステップになります。

1、機能(フィーチャー)と論理的機能構造の要素でマトリクスを作成
2、マトリクスのセルごとに代表的な機能を書き出す
3、セルに書き出した機能をガイドに要素ごとの名前を決める
4、名前(テストカテゴリ)に相当する起こりうる欠陥/故障を出す

以下、それぞれについて説明して行きます。

機能(フィーチャー)と論理的機能構造のマトリクスを作成

以下のような表を作ります。下図のフィーチャー一覧という項目には、機能一覧で作った機能項目を列挙します。テストカテゴリーという項目には、いったん論理的機能構造の要素を列挙します。

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