ハサミケースのつくりかた
園の制作物にハサミケースなるものがある。
レッスンバッグや体操袋はわかるが、ハサミケースとは?と思った。その名の通りハサミを入れておくケースってことらしい。
息子の本入園までまだ時間があるので、オーダーせずとも作るか!と意気込み作り始めた。
どうやら私は(好きと得意は違うが)できる範囲であれば自分が作るということがあまり苦ではないタイプらしい。
体操袋とコップ袋は作り終えた。(盛大に縫い目がずれていたけれど)(使うのは息子だから縫い目なんて気にしないはず)
これは巾着袋だったので直感的に作りやすく、また直線縫いだけなので取り掛かりやすい。
あとは紐を通すだけだ。紐が入らなかったらどうしようか…と思ったりする。(特にコップ袋)
レッスンバッグと靴入れは、上記2つより硬めの布を使うので、ちょうど布が届いたところ。息子がいないときに水通しと地直しをしよう。(地直しがうまくできない)
そして本題のハサミケースだ。
調べるとバイアステープを縁に巻くタイプの作り方が多い。
しかし、ただでさえまっすぐに布が切れない、縫えない私がバイアステープを使ってまともなものが作れるか?と考えたら全く作れる気がしなかった。
どうにか探した結果、違う作り方を見つけたのでそれを参考に作ることにした。
ちなみに3回試作をしてようやくどうにかなった。
とりあえず、備忘録的に3回目の光明が見えた作り方をログにしたので、いつかのわたしのために残しておく。
出来上がり寸法
縦16cm、横9cmのケース。フタ付きで、マジックテープで蓋ができるもの。
布の裁断
表地、柄の向きがあるので18✕11cmで2枚裁断(縫い代1cm込)
下の布だけ柄の関係で0.5cm縫い代になっている
フタは8✕11(縫い代1cm込)。丸みは3Rでとってます。厚紙に先に型紙取ってから布に写したほうが良さそう。
柄が一方向の場合、フタの丸くさせるところの柄の向きに注意!!!!
柄の向きが↓方向になるように切る。私は裁断後に気がついて絶望した。(表布の写真に写ってるフタは間違ってる)(撮り直す元気がなかった)
こいつらを柄の向きに注意して縫い代1cmで繋げる。
中表にして縫い代1cmで繋げて、アイロンで割っておく。柄の向きは矢印の通り。
裏地は40✕11cm(縫い代1cm込)で裁断。無地なので気にしなかった。こちらも片側は3Rで丸みを付ける。
40cmなのは16cm✕2枚の32cmとフタの6cmで全体が38cmになるので、そこに縫い代を両側1cm足して、40cmになる。
試作3回目で、表地に接着芯をつけてみた。
あってもいいけどひっくり返すのにやっぱりごわつくので今回はなし。ハサミしか入れないからたぶん大丈夫でしょう。
ちなみに表地は大塚屋さんで買ったオックス、裏地はマルイシさんで買った綿ポリ。
直線のところを縫う
丸みを付けてない方の辺を、中表にして縫い代1cmで縫う。縫い終わったら、アイロンで縫い目を割る→表側に返してアイロンをかける→ステッチをかける
表地にアイロンをかける
表地をステッチをかけたところから16cm測って、中表になるように折ってアイロンする。
今回は柄の向きがあるので、布の切り替えのところで折ってアイロンかけた。
裏地にアイロンをかける
裏に返して、同じように16cm+フタの分測って、中表になるように折ってアイロンする。
表地と同じ所で折ったほうがはやいよ。
縫い代線を書いて縫う
型紙を当ててチャコペンで縫い代を書いておく。
表に返すので、縫わない開きを作っておく。
開きの位置はここにしたけど、カーブの近くの方がカーブに指が通りやすくて良いかも。あと閉じる時に縫いやすいかも。
開きは5cmとったけど、もうちょっと取ったほうが開きやすい。
裏地をめくって、表地だけ先に縫っておくと、返す時に混乱しない。このときは開きを考えず8cmくらい先に縫っておく。
裏地を戻して、縫い代線のとおりに縫う。
開きのところの縫い代だけ残して、縫い代をカットしておく。(写真なし…)
表に返す
表にひっくり返して、アイロンをかける。
開きの縫い代を中に入れ込んで本当はコの字縫いをしなくちゃいけないんだけど、隠れるところだからいいだろう……とおもってミシンで際を縫った(ここまできて)
フタも整えて、ステッチをかける
写真は撮り忘れた
できあがり
縫い代が出ない!バイヤステープしなくて良い!
右側が歪んでいるのは開きを縫ったから。歪むのが嫌だったらコの字縫いなんだけど、眼の前にミシンがあったから妥協…
柄の出方と向きは頑張ったので、それは満足。
キルトで作るよりは強度は落ちるかもだけど、底のところは何枚か布が重なっているので、大丈夫だろう。
あとはマジックテープと名前を貼り付けるだけ。
マジックテープの位置合わせめんどくさそうだけど頑張ります。