おじさんが可愛くなりたいのはそれが安全地帯だからなのか

これ、5年前に書いた記事なんですけど、noteの辺境にいる私が、今でもポツリポツリと数ヶ月に1度いいねをいただくような記事でして、ちょっとでも皆様に関心を持っていただけたのかなあ・・？　と言うネタだったので、一応貼ってきます。

この記事を書く発端となった岡田斗司夫さんのYouTubeで言ってたことで、「萌えアニメを好む男たちは、現実の女の子に相手にされないから、アニメの萌えキャラに思いを寄せちゃうんでしょう？」と言う質問に、「そうではなくて、男の中にあるピュアでありたいと言う願望が燃えキャラのピュアの女の子を誕生させている」と言う話なんですけど、先日Twitterを徘徊していたら、この派生形があったので、備忘録として書いとこうと思って。

最近、バ美肉おじさん（バーチャルで美少女の肉体をもつおじさん。配信とかしている）とか、おじさんがAIでかわいい女の子になりすまして発信してたりとか、そういう傾向があって、で、これもさっきの、男の中にあるピュアでありたいと言う願望がそうさせてるんだろうなぁって思ってたんですけど、もう一つあって、それが最近炎上してたパーカーおじさん対策ってやつですね。

「おじさんがパーカー着るとダサい」みたいな、最近の、おじさんになら何言ってもいいみたいな風潮って結構過激になってるなぁと思ってて、まぁとは言え、前からあったっちゃあったんだけど、Twitterがそれを助長させたよねとは思ってて、まぁそれは何かと言うと、やっぱり男性側から見ると、女尊男卑だよねって言うことに他ならないのかなあと思って。

これまで社会的弱者とされていた女性を、「優先しよう」みたいな思想がある地点を突破すると、今度は女性を立てて、男性は貶してもいいよねみたいな域に入っていっちゃうみたいな現象だよね。

どっかのSNSで「性転換して男性になった人（元女性）が男性としてけなされたりする現実に対して泣いてた」みたいな事が書いてあって、男性になってはじめてその人は男性ってこんなにけなされやすい存在なんだなぁ、女性ってけなされにくい存在なんだなぁってことを実感したみたいな話かと思うんだけど、こと私は女性なので、やはりあまりけなされることってなくて、というかほとんどなくて、でも男性ってそういう経験めちゃくちゃあるんだろうなぁって。

なので、バ美肉おじさんでも、AI女性なりすましおじさんでもそうなんだけど、昨今、男性がオンラインゲームで女性キャラになったりするのは、やはり女性だとけなされにくくて、さらにちやほやされやすいと言う傾向があるから、その方がまぁ楽だからみたいなのがあるみたいなんですよね。なんていうか、ちやほやされていればは安全地帯にいることになるというか。

確かに、私が男でオンラインゲームやってたら、同じように女性キャラとして参加するかもしれない。楽しいひとときを安全にすごしたいですからね。

そんなふうなフレームで見ると、子供も無条件にやはり愛さなければいけない風潮みたいなのがあって、けなしにくいなので、子供っぽいキャラや童顔のキャラがやたら誕生してるのもそこに通じるものがあるからなのかなぁって。こどもキャラがいじめられたら、味方してくれる人いっぱい増えそうですしね。

子供なんているだけで、可愛がられるから、AIやオンラインゲームで子供キャラになったら、可愛がられるだけじゃなく天才みたいに言われちゃうかもしれないですよね。

後は犬猫とかふわふわ系のペットですよね。TwitterとかSNSで、ふわふわのポメラニアンになりきって、何かムズカシイことを説明したりすれば、天才ポメちゃんみたいな感じでちやほやされるかもしれませんね。みんな説明聞きに来てるんじゃなくてポメちゃん見に来てるみたいな、そんな人ばっかだろうからね。

まぁ、そんな話でした。