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#日記
エチオピア日記2024/09/13
フィールドワークを行っていたエチオピアを8年ぶりに来訪しました。その時のことを備忘録的にnoteに掲載します。忘備録なので、まとまりもなく、新たな知見があるわけではないですが、どうしてもお読みになりたい方はご購入ください。
東京を出て、深夜の仁川に寄り、その後11時間のフライトが残り3時間に迫っている。なんだか落ち着かない。そわそわしてきた。
エチオピアに着いてしまうどうしよう。私は大学院生でも
風が強い日に桜を見た
風が強かった。ベンチに座っていたら、思わず目をつぶってしまうほどの突風が何度も吹いた。細かくなった枯れ葉が舞っており、風の形が見えるようだった。
右から風が吹き、くるくると渦を巻く。
左から風が吹き、髪の間に落ち葉が挟まる。
下から風が吹き、ノートを押さえた指の腹に枯れ葉が挟まる。
しかし、太陽の光は暖かく、立春を越え着実に春に向かっていることを知る。
季節が変わっている。
風も、波も
あたたかさは目に見えるのか
薪は太いものだけでも、細いものだけでも、うまく火がつかない。
初めに引火する細い木がなければ種火もすぐに消えてしまう。
細い木だけだと一度に火柱が高く上がるが長く保つ火にはならない。
木が初めから多く入っていると空気が通らず火がつかないし、隙間が空きすぎると今度はうまく燃え移らない。
適切な時に適切な薪を適切な量焚べることで焚火は燃え続けることができる。
火が燃え上がりすぎている時は暑す
今日出会った生身の人間は保険屋さんの人だけだ。
最近少し時間が空くと、昔のアニメシリーズを観ている。学園もの?なのだが、象徴が多く、夢診断的な楽しさがある。でも早くこの世界から抜け出したい気がしている。そろそろオープニングの曲がカラオケで歌えるはずだ。
今日はずっとzoomミーティングを行い、画面と会話し続けた1日だった。いや、画面の向こう側の同僚やお客さんと話しているはずなのだが、どうも画面と話しているような気分になる。我ながら不思議な仕事
「東京はとても明るいから、道で本が読めるんだよ」とか言ってる場合ではない
街灯、コンビニ、道路工事、ロイヤルホスト、防犯のために入口だけ電気がついたままの家具屋、マンションのエントランス、大きくあかるい看板、自動車のライト
東京はとても明るいから、道で本が読めるんだよ。
と、詩的なことを書こうと思ったのに、家まであと3分を切ったところで、お腹に違和感を感じ始めた。
え、まさか、いや、この距離なら間に合うはず。
あの角を曲がりさえすれば。でもあの角から家まではまだ
旅っぽいことを考えたりしてみる
はりいしゃという名前の家を出て、「蒲生」というバス停に来た。5分ほど前にバス停に来たはずだが、定刻になってもバスが来ない。時刻表を確認してみるが、間違っていないはずだ。まあ、そのうち来るかなと思って待ってみる。水の音が道路の側溝から聞こえる。山からの水が常に流れているのだろうか。水の音はいい。いつ聞いても水がそこにあることを伝えてくれる。
バス停の標識は手書きである。3本の水仙の花と、夕日のよう
「バス来たね」「はい!」
朝?4時に起きてしまう。ここは秋田駅前のホテルだ。昨夜の酒が悪さをしている。もう最近たくさんは飲めなくなった。コーヒーも1日2杯、酒も2杯が限界だ。最後の居酒屋で自分の皿に乗せた料理を食べられなかったことを今でも後悔している。美味しかったのに。ここまでは手書きで書いたが、鬱陶しくなってしまってタイピングに切り替えた。ああ、PCに最適化された身体。なんということだ。
朝早く起きると、どうしても暗い