プロフィール
はじめまして。吉田有美(ゆみ)です。
興味を持っていただいてありがとうございます。
こちらは傾聴コーチ・キャリアカウンセラーになるまでの私の物語です。
悩んでいた会社員時代
最初に就職した会社では営業事務の仕事をしていました。
その職場では少ない人数で一人が何役もこなすことが求められ、営業や接客、電話応対、経理から雑用まで、いつも時間と仕事に追われる日々。
幸いお客様に恵まれ、毎月の営業目標は達成できていました。
アットホームで明るい人が多く、人間関係もいい職場。
しかし、私はフツウに仕事をするだけで疲れ切っていて、
人知れず「仕事に行くのがつらい」と悩む日々。
毎朝、目覚めた瞬間から心も身体も重く、無理に自分を動かしていました。
結局、限界を感じて4年半で退社。
それからは「すぐできる仕事」だけを選び、職を転々としていました。
働く気力も自信もすっかりなくしていたのです。
出会い〜自由に生きる人々
30代になったころ、近所にできた英会話教室に通いはじめました。
「赤毛のアン」影響で昔から異文化に興味があった。
久々に楽しい!と感じました。
講師たちが”遠い国からやってきて自由に生きてる”ように見えた。
眩しかった。
私ももっと人生を楽しむように働けないものか?
心から打ち込めることがしたい。
初めて真剣に”自分がやりたい仕事”について考えました。
専門性があり、人を関わる仕事がしたい。
私は外国人に日本語を教える仕事に強く惹かれました。
それから教師養成講座に通い、日本語教育能力試験に合格。
日本語学校で進学クラスを教えはじめました。
夢だった日本語教師になったものの…
学校では学生たちに「先生、先生!」と頼られ、充実の日々。
緊張感はあるものの、教師としては信頼されているようでした。しかし、心のどこかで「クラス担任という役割は自分に合わない」と感じていた。
授業や授業準備、担任業務に追われ、またもや私はしんどくなります。
あんなに憧れた仕事に就いたにも関わらず、気力も体力も続かなかった。
2年半で最初の学校を去りました。
周囲には予想外だったようで「何で?!」と驚かれました。
どうやら私は疲弊しているのが表に出ない模様です。
人のわかりにくい特性に気づく
最初の日本語学校を辞め、社会人向けの学校に転職。
多数の企業や大使館への派遣講師も経験しました。
個人レッスンとクラス授業とは全く違う職種のようです。
ここで『自分には個人レッスンが合っている!』と確信。
一人ひとりじっくり支援することに”深くやり甲斐”を感じる自分がいました。
それから、
個人レッスンに専念することで自分の道がはっきり見えたのです。
『個別に対応することが自分の生命線だ』と。
同僚が口々に「担当するのが難しい」という生徒さんがいたのですが、
私は逆に「なぜ他の先生は彼の良さがわからないのだろう」と不思議でした。
私は相手の醸し出す雰囲気、表情、声のトーン、視線を自然に観察していた。
相手に話をしてもらうことで、その言葉から特別なニュアンス、興味関心、持ち味、人との細かい違いに注目し、発見することが好きだった。
その結果、その人の持ち味を活かす方法が見えるのでした。
それこそが自分の強みだったのです。
相手が本当に関心のあることに焦点を当て、話を聴きながら進めるスタイルが認められ、継続してくださる方も増えました。
自分の人生を生きる
40代になり「個別対応がしたい」と決心してから、私は変わりました。
ある対人関係の悩みを解決しようとコーチングを習いました。そのとき自己分析に取り組んだおかげで、本来の自分に出会ったのです。
2つのコーチング機関で異なるアプローチを習得、キャリアコンサルタントの資格を取得しました。心理学にも興味が芽生え、通信制大学で学んでいます。
フリーになってからはコーチングセッションやセミナー講師もするようになりました。
自信を失い、無気力だった20代のころには考えられなかったことです。
あるとき、自分が内向型であることに気づきました。
刺激に敏感で疲弊しやすいのは能力や努力が足りないからではない。
生まれ持った気質、神経系の特徴という理由があったからなのだ。
人生でこれほど安堵したことはありません。
「相手の見えにくい特性に気づく」
私の場合はもともと空気の読めるタイプではなく、相手を観察し、話のニュアンス・言葉・様子から相手のことを分析することが得意なようです。
はじめは外国人財の支援が中心でしたが、コーチングセッション・キャリア相談をお引き受けするうちに日本人のお客様からの相談も増えてきました。
私は長い時間を経て消耗と疲弊を繰り返しながら自分の道を見つけました。
20〜30代は先行きの見えない暗闇を歩いているようでした。
今も試行錯誤していますが、こころ穏やかな暮らしの中で好きな仕事をしています。基本在宅ワークですが、日々いろいろな人と話しているので寂しさはないです。
私は「人が持ち味を活かし、自分の人生を生きること」を応援したいです。
「自分の持ち味を活かし、自分の人生を生きる」とは、自分を深く知り、受け入れ、個性を活かして生きること。人は自分の持ち味を活かしていると幸せですこやかでいられる、と思うのです。
これからも年齢や国籍を問わず、働き方と人生を豊かに生きる支援の活動をしていきます。
長い長い手紙をお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?