見出し画像

Twitterシャドウバン解説&対策(絵師向け)

※この記事で語るシャドウバンとは、検索結果に表示されないタイプのシャドウバンのみをさしています。

まいど、ツイッター連携する系のWebアプリを作ってる弓矢と申します。

今はTwitterでコンテンツを投稿をしているクリエイター(主に絵師)向けの便利ツールを作ろうとしています。その中にシャドウバン対策機能もありまして、作成にあたって調査した結果がツールに閉じ込めるよりも公開した方が有益そうなので公開することにしました。

ここからは頻繁にシャドウバンになっている人々の経験談や、彼らを観測した結果から立てた自分の予想の話になります。あくまでも予想なので、参考程度にしてください。

また、この記事に書いてあることは(ギリギリ)健全投稿を心がけてシャドウバンを避けたいアカウント向けです。健全ではない投稿をする人はシャドウバンを避けられないです、ごめんなさい。

なぜシャドウバンになるか

センシティブなコンテンツを投稿する

ここではセンシティブを非表示設定にしている時は以下のように表示されるツイートを「センシティブツイート」と呼びます。

一律このように表示されるセンシティブツイートですが内部的には数種類あるいは数段階に分かれているようで、この表示になっているからと言って必ずシャドウバンになるわけではないみたいです。
この段階については後で解説します。

暴言や卑猥な言葉をツイートする

これらのキーワードが含まれるツイートを投稿して即座にシャドウバンになることはないようですが、通報されると内容によってはシャドウバンになってしまいます。リプライでは特に気をつけた方が良さそうです。

通報される

上記の「センシティブツイート」「暴言や卑猥な言葉が含まれるツイート」を他者に通報されるとシャドウバンになることがあります。通報すれば必ずシャドウバンになるというわけではないのですが、危険性は高いです。
通報から凍結までは1ヶ月〜半年程度の時間差がありますが、シャドウバンは通報後すぐにかけられるようです。
自分が何度か見たのは以下の流れでした。

センシティブになっていないツイートがバズる

本来ターゲットにしていない人たちの目に入る?

通報される?

数分〜数時間でツイートがセンシティブ化&シャドウバン

センシティブツイートの種類

先ほど触れましたが、センシティブツイートには種類があるようです。
自分の予想にある3つを紹介します。

設定センシティブ

「ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する」、または「このツイートの内容に警告を設定する」をONにしていると投稿した画像や動画は全てセンシティブツイートとして扱われます。この段階でのセンシティブ状態はシャドウバンにはあまり関係ないと考えられます。
長期間「ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する」をONにしていると、シャドウバンになりやすくなるようです。

ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する
このツイートの内容に警告を設定する

機械判定センシティブ

投稿後しばらくしてから、画像や動画、URLに付属しているサムネイルに対して機械的なセンシティブ判定結果がでてセンシティブツイートになることがあります。投稿したまま放置しているとシャドウバンになる可能性が高いです。

通報センシティブ

機械判定センシティブをくぐり抜けたセーフに見えるコンテンツでも、通報されることによってセンシティブになることがあります。先に言った通り、通報されると必ずなるというわけではなさそうです。こちらもシャドウバンになる可能性が高いです。

以上から、シャドウバンを防ぐ場合は安易にセンシティブ設定をONにすることはあまりおすすめできません
①の状態ではあるもののシャドウバンには関係のない安全健全なツイートと、シャドウバンになる可能性が高いその他のセンシティブツイートの見分けがつかなくなるためです。

シャドウバンの種類

センシティブにも種類があるという話をしましたが、シャドウバンにも種類があります。
「シャドウバンになっていても国を台湾に設定すると検索に出てくる」という話は一部オタクの中では常識ですが、つまりTwitterでは検索者の設定している国によってツイートの表示・非表示を切り替えているといえます。

設定>アカウントから国の設定を変えることができる。

国別シャドウバン

国設定がA国の場合は検索結果に表示されないがB国の場合は表示される、というような状態です。この場合、A国でシャドウバンされていると言えます。
日本人のアカウントの場合、一番最初の対象国は日本になることが多いです。おそらく通報者が設定している国にあわせてシャドウバンにしているのでしょう。
国別シャドウバンにしかなったことがない場合、シャドウバンからの完全復帰することが可能です。
また、この状態では検索者本人のツイートは表示されることが多く、別のアカウントを使用したエゴサでしか検知できないと言っていいです。

全世界シャドウバン(仮称)

すべての国で調べているわけではないので確かとはいえないのですが、ほかの国に設定変更してもなかなか検索に表示されないという状況になることがあります。私はこれを全世界シャドウバンと呼んでいます。
国別シャドウバンになっている状態でさらにセンシティブ投稿を続けたり、通報をされたりすると全世界シャドウバンになるようです。
こうなるとほぼ手遅れと言っていいでしょう。一度全世界シャドウバンになってしまうと、完全復帰するのに数ヶ月〜1年ほどかかる場合があります。

シャドウバン対策その1 シャドウバンを検知する

さて、先述のシャドウバンの種類を読めばわかると思いますが、シャドウバン対策で重要なことは「国別シャドウバンになったことにいち早く気づく」ことです。単純な方法ですが、以下のやり方で対策ができます。

  1. 複数のアカウントを用意する。

  2. 国設定を全て変える。(本垢以外での日本設定は必須)

  3. それぞれのアカウントから定期的に「from:自分のID」で検索する。

特に日本設定のアカウントからの検索はこまめにしておきましょう。

こんな感じで検索します

シャドウバン対策その2 シャドウバンを防ぐ・解除する

防ぐ方法・解除する方法について紹介します。非常にシンプルですが、センシティブなツイートを投稿しない・シャドウバンになったら削除するというストイックな方法です。
これらの対策を行うことによって、シャドウバンになっている場合は最短1週間程度でシャドウバンのレベルが1段階下がります。(国別ならば完全解除、全世界なら国別まで解除)

センシティブになるようなコンテンツの投稿を避ける

一番大事です。シャドウバンを避ける場合は常に心がけましょう。

センシティブになるようなURLを貼る際はTwitterカードを非表示にする

画像のみならずURLでも機械判定センシティブになることがありますが、URLの場合はTwitterカードが対象になるのでTwitterカードを削除すれば機械判定センシティブにはならないです。

かんたん!

自作品への販売リンクの場合、Twitterカードを削除した上でセンシティブになりにくいサムネイル画像を添付すると訴求力が減らずいい感じになります。
また、DLsiteやFANZAのシェアボタンなどでツイートする場合はいかがわしいキーワードが含まれることが多々あるでしょうから、それらは伏せ字にするなどしておくとなお良いです。

センシティブ設定はOFFにしておく

「なぜシャドウバンになるか」のセクションでも触れていますが、センシティブとされているもののシャドウバンには関係ない安全健全なツイートと、シャドウバンになる可能性が高いセンシティブツイートの見分けをつけるため、ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する設定はOFFにしておいてください。
最近はツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定しているとシャドウバンになりやすいようなので、ツイートするメディアをセンシティブな内容を含むものとして設定する設定をOFFにすることを強く推奨します。

徹底的にやるならセンシティブツイートのリツイートは避ける(いいねはOK)

通常の投稿より影響は弱いと思いますが、「機械判定センシティブ」「通報センシティブ」のツイートはリツイートでもシャドウバンの対象になるようです。普段イラストを投稿せずリツイートをしている人でもシャドウバンになっていることがあるため、このように予想されます。
ただ、他の人のツイートはセンシティブの種類の見分けをつける方法がありません。「なんかこれはダメそうだな」と思ったツイートはいいねで止めておいてください。
また、シャドウバンになったときはこれらのリツイートを解除した方が良いでしょう。

ツイートがセンシティブになった場合は即座に削除する

例えばシャドウバンになる危険性がある機械判定センシティブでも、拡散される前に削除することでシャドウバンにならないで済むようです。
少し露出度が高めかな?と思うイラストや、いかがわしいサイトのURLを投稿する場合は、投稿後こまめにツイートの状態をチェックして、機械判定センシティブになったら即削除するようにしましょう。

これが出たらすぐ削除。リツイート数が多いほど危険!

暴言や卑猥な言葉をツイートしない・削除する

「エッチ」とか「おっぱい」とか、「殺す」とか「死ね」とか、そういうキーワードが含まれているツイートを冗談でも投稿しないようにしましょう。また、シャドウバンになっている場合は冗談のものでも削除してください。うっかり通報されると大変なことになります。
あるでしょ、そういうやつ。

シャドウバン対策がめんどくさい人向けツールを作りました。

上記の対策は、ツイッターに張り付いてないと難しいものが多いです。
いつセンシティブ判定になるかわからない、いつ通報されるかわからない、こまめに検索をしなければいけない……となるとかなりの手間になるでしょう。
Twitterクリエイター向け便利ツールはこのような手間を自動化するために作っています。まずはプロトタイプとして「センシティブチェッカーbot」を公開してみました。

サードパーティアプリ規制の影響で全て動かなくなりました。

センシティブチェッカー

センシティブチェッカーbotは、多少ラグはありますが以下のタイミングでDMで通知を送ってくれます。

  • 最近投稿したツイートがセンシティブツイートとして判定された時

  • 暴言や卑猥な言葉が含まれるツイートをした時

  • 軽度の検索シャドウバンになった時&解除された時

利用方法は以下の通りです。

  1. センシティブチェッカーbot(@checksensitive)をチェックしたいアカウントからフォローする

  2. botからフォローバックされる。

  3. DMで登録通知がきたら利用開始!

ただしプロトタイプということで、フォローが多い場合はフォロバを絞らせてもらいます。方針としては現在シャドウバンになっていない絵師を優先してフォロバする予定です。

他にも色々計画中!

というわけでクリエイター(主に絵師)向けの便利ツールと銘打って、いろんなサービスを作っていこうと考えています。
こまごまとした機能を都度公開していく予定ですので、noteや
Twitterをフォローしていただけると嬉しいです!

サードパーティ製アプリを締め出されたので全て叶わない夢になりました!ちーん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?