【3,076】2016.12.06
昨日の話し。
デスク業務、外出会議の、典型的な月曜日。
電車の移動時間は往復で2時間を超えるので、その月に合わせた、日本の深夜ラジオトーク番組の過去の回をiPodに入れて聞いたりするのが最近の趣味だが(今は12月なので、例えば1999年12月の伊集院の放送だとか)、前の晩にホームアローンのテーマ曲をたまたま聞きたくなったのが切っ掛けで、そういえば今はTBSに移ったアルコ&ピースがANN時代に12月にこれをネタにした回があったなと聞き返しては、別の回のリスナー投稿ネタの無意味なシュールさ(ヤリマン終了宣言に見せかけたスピーチ、チンピラにボコられて気功が変わってホテルマンに目覚めるネタ)に電車に乗ってる最中に吹き出したりと、放送当時は聞き流していた部分に妙に耳を惹かれたりした。
私はスマホからガラケーに戻した人間なので、電車に乗っている時や移動中などは完全にインターネットから離れる。なので、じっくり本を読んだり音楽を聞いたり出来るのが、案外、電車内だったりもする。
夕方前に帰宅後、担当の不動産屋から、銀行の残高証明書類に私と妻の署名が必要とのメールが届き、それを読んでいる最中に妻から電話が入り、不動産屋の事務所が閉まる5pmまでに帰宅できないことから、不動産屋に頼んでノータリー(公証)・サービスを自宅まで6pmに呼んでもらって、自宅から公証を通して署名、との形を取ることに。
ノータリー・サービスには、がっちりした体格のアメリカ人女性が表れた。私が署名する箇所は妻と違って少ないので、それを待つ間、音楽に関する個人的な年間ベストをファイナライズして、オンラインに投げ込んでしまう。2016年は世界的に大事件ばかり起こってはいたが、音楽作品に関して言えば、ここ7年ほどで一番充実していたような気がせんでもない。
妻の車は、修理箇所がトランク表面の関係上、明日の水曜まで上がってこず、今朝は電車でクライアント先まで移動をしていたが、車の運転に慣れ切っている彼女にとっては、徒歩と電車の揺れは、身体に応えまくったそうだ。
おまけに妻も、私と同様、会議三昧。職種は違えど、2時間はやはり、余裕で持っていかれたとか。
互いにとっとと早寝をして、本日火曜日。妻は昨日に引き続き、徒歩と電車で、昨日と同じ場所へ。但し、昨晩署名した書類を銀行まで提出(郵送の手間を省くため)する必要があったので、9amに最寄りの支店へ私が送迎を行う。幸いその支店から電車の駅までは徒歩10分程だったから、後は妻に任せる。
私も私で、早朝からあれやこれやと、慌ただしい。最もこの日は、完全オフレコの貴重な情報交換の場でもあったから(会話オンリー、文章の記録も残せない)、私も真剣。
ここ何週間かで、何人かの生徒さん相手に、英語での作文課題を出しているが、やはり日本の英語教育の壊滅さが窺えると言うか、質問に対して3~5センテンスのワンパラグラフ(一段落)で回答を、と最も簡単な形式の問題を出しても、時制がバラけたり、単語の用法自体が間違っていたりと、教えなきゃならない事が山積み。
英語の文章はとにかくクリエイティビティを要求されるもので、例えば「He lives in a house.」と言ったシンプルなものでも、heはどんな人物(風貌、顔つき、人種などなど)で、どんな家(アパート? タウンハウス? 一階建て?)に、どうやって住んでいるのか(プライベートルーム? リビング?)、との具合にどんどん記述を詳細にせねばならず、「That Japanese college student currently lives in an apartment with 4 bedrooms and 2 bathrooms along with three International students.」程度にまで膨らませられないと、話しにならないのが実際。
まあ生徒の皆さんから、もし間違ったままで英語の文章を書くと恥ずかしい、特にオンラインなどの不特定多数の目に付き易い場所では余計に、と言われ、こんな小さなところでも、間違いを起こすのが恥ずかしいから消極的になってしまう日本文化の弊害が出ている気がしないでもないが、できれば一日に1センテンスでも良いから、英語で文章を書く練習を、と思ってしまう。
私は仕事の関係上、英文のコンポーズが必須だが、日本語と比べれば確かに時間はかかる。一度文章を日本語で考えてから英語に、という昔の悪癖が無くなったと言っても、だ。何も考えていない状態でも、日本語ならば1分間に60文字程度(考えが決まっていればその倍)は打ち込めるのに対し、英語だとワンセンテンス作成に3分は要する。また文法の間違いが絶対にあるので、それの見直しにさらに3分、との具合。
でも書かないとそもそも伸びないので、間違っていようと、アルファベットのみで単語を綴って、文章を組み立てる練習を重ねてもらうよう、私は生徒さんたちをひたすら励ますのを心がけている。当然、頂いた英文に、私からはワードのページがほぼ真っ赤になるぐらいの添削を入れるが(二重線も加えて)、何故その部分が間違っているかの説明を集中して聞いてくれるので、こっちとしても本気になれて、とても楽しい瞬間でもある。
午後からは、郵便局だのオフィス・サプライだの、お使いと買い出し。プリンター用のインクや用紙を始めとする仕事用の道具は定期的に補給が必要だし、仕事相手に原本を送る際には郵便局に向かわないとならない。
日本の郵便局がどのぐらい待たされたりするかはもう覚えてないが、アメリカの郵便局はとにかく、局員が少ない(5つも窓口があるのに2つしか開いて無い)上にみんな手際が悪い(指一本でPCに打ち込みをしているのが、普通に居る)ので、たった4人が並んだだけでも、果てしなく時間が掛かる。今日も平日のお昼過ぎにも関わらず、郵送2件で、27分も待たされた。運輸局もひどいもんだが、ズートピアのナマケモノのシーンは、アメリカと言う国の機関がいかに頭痛の種なのかを記号的に表したものなのを、長い列に並びながら噛み締める。
オフィス用具の買い物に関しては、オフィスデポが一番品揃え豊富で、値段的にも納得できるものが多いので、今回もそちらで済ます。私の住むエリアは近場に支店が2軒あるので、そのうちで品揃えの良い、大きい支店へと向かう。
帰宅すると、現行の業務進行に関する返信があったので、それを基に仕事を再開。有田哲平の結婚報道が丁度のタイミングで飛び出した事から、半年ぶりに復活のくりぃむしちゅーのANNでどんな風にそれをネタにするのかBGMがてらに聞いてたら、相変わらず半年間の空白を感じさせないトーク密度だったので(佐藤多佳子著の「明るい夜に出かけて」にも上田が言及していた)、夕飯時の楽しみに取っておくべく、ラジオのニュースに切り替える。
くりぃむしちゅーのANNはどの辺りの回が面白いの、と言うのをたまに聞かれるが、2006年の放送だったらどこを引いても何かしら面白いトコがあるから、たとえばニコ動の再生数を基に掘っていければ、と私は答えるようにしている。リアルタイムでは無く後追いではあったが、あれは日本の深夜トークラジオ番組の特性(リスナーと司会者の掛け合い重視)が本当に良く出ていたので、電気グルーブのANN等を学生時代にリアルタイムで聞いていた私にもすんなり入っていけたものだ。
今日やることが一通り片付いたらもう、夕食の時間。鶏肉が余っていたので、腐る前にと、から揚げにしてしまう。また最寄りの駅まで、妻を車で迎えに行く。15分の距離であっても、徒歩はきついと散々、昨晩言っていたから。
気付けばもう、こうしてその日のまとめを文章化している時間。そういえば冒頭で触れた、アルコ&ピースのANNは、アイクぬわらが出た回がやたらと面白かった記憶があったので、今晩はこれ聞きながら寝るか。