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タウンハウスの精査&ネット上喧嘩その後

妻が早朝に、業者と連絡を取って、お昼からタウンハウスの精査(House Inspection)の予約を入れる。

その連絡前には、現在ノース・キャロライナ州に在住している、タウンハウス所持者と通話し、先方がHOA Fee(※先日の雑記参照)を月額、負担してくれるとの話しでまとまって、一息つけるかと思っていたら、この行動力の速さである。

妻は仕事柄、指定された事務所へ向かわないとならないのだが、今日は自宅勤務を理由に、終日身動きが取れやすいようにしたとの事で、ハウス・インスペクションに指定された時間まで空きがある間に、今度は銀行へ向かって、エスクロー料を支払ってくる、という仕事ぶり。

なんかもう、私以上に、早くそのタウンハウスを入手したくてたまらないのが、痛いほど伝わってくる。

午後からは当該のタウンハウスへと向かい、業者と、不動産屋の担当者を交えて、徹底的に家内を点検。

その業者はマリオさんと言って見た目がそのまんまだったが、地面のひび割れから壁のシミ、穴、キッチン周りの落ちない汚れ、電気系統の配線位置、ブレーカーや電気メーターの場所、プロパンの点検、天井に位置するスモーク・ディテクター(煙に反応して大音量を出す機械)、スライド式のドアのゴムの剥がれ、便器の下段からの若干の水漏れ、などなど、とにかく細かく診てくれて、本物のプロと言う印象だった。

途中から、妻の親戚もわざわざ来てくれて、一緒に点検。

およそ3時間ほどかけて終了したが、私も久々に、真剣になって大量のメモを取らされた。

家をひとつ点検するだけでも、これだけ見ておくべき場所があるのか、という良い勉強になった。

精査結果としては、今すぐ直さないとならないクリティカルな欠陥は無く、家としては大変に良好な状態。

但し、出来るだけ専門の業者を呼んで、早めに直した方が良いと勧められたのが、水道とガス関係。これらは、直すのを放っておくと、後から高くなる可能性があるからだ、そうだ。

その後、不動産屋の担当者から、デジタル署名した契約書のコピーを出されて、フィジカルな署名の必要な箇所を丁寧に追っていくわけだが、これがまた、30ページぐらいの長大なものだから、私と妻とで署名を終えるだけで、40分はかかった。

夕方に一緒に日系・中国系マーケットへ買い出しに行くのを約束していた生徒さんに、こりゃ指定の時間まで家に帰れないと思い、すぐに電話。電話は私は滅多に使わないので、本当にこういう、緊急時の使用に限られる。

とりあえず4pm過ぎには帰宅できたので、約束していた生徒さんを連れて私は買い出し。その間、妻は銀行に電話をかけて、今後支払いの必要な額と、どっちのプラン(ある程度支払い額を操れるPrivate Mortgage Insuranceと呼ばれるプランか、固定額を毎月払う形か)が私たちに適しているのかを、相談。

買い物中はその生徒さんが常にあれこれ面白い話しを聞かせてくれるので、運転の面倒さも気にならない。彼女に限らず、やはり1日24時間と言う限られた中で、自ら積極的に行動して、あれこれインプットを得ては、私にそれらを話してくれるひとは本当に貴重だ。客観的に見て建設的ではない批判に対して「関わるだけ時間の無駄ですよね」と即答するタイプなので、ま案の定というか、昨晩の私の雑文の一部に関して、色んな意味でドン引きではあったが、私が20代の頃はあんな展開ばっかだったから世代を超えてやることはリピートするのよとしっかりフォローはしておく。

私が買い物から戻るや否や、PMIプランと、従来の固定額プランの説明をされ、確かにPMIプランは固定額プランよりも毎月の額が若干上がるが、ローンを支払うのが早ければそれだけ安くなることから、互いに意見が一致でPMIを選択。

そんな感じで、やたらバタバタした1日となったが、けっこうヘタレた私を尻目に妻は、いま7pmを過ぎようとしているのに、仕事用のPCに向かって自室で仕事を続けている。

八面六臂、という四字熟語が、そのまま当てはまるわな。

明日も明日で急な用件が出るかもしれないが、行動力のある人間が横に居るだけで、私自身も活発になるから、こうなったらとことん、付き合うまでだ。