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【1,844】車両登録証明ステッカー

年に一度、約$90程を陸運局(DMV)に払って、車両登録証明書となる、いわゆるRegistration Stickerを買わないといけない。

この雑文の見出し背景に使っているような、西暦の年号が書かれた小さなステッカーで、これを車後方のナンバープレートの右上に貼っておかないとならない。

年明けと同時に前年度のステッカーが無効になる、と言う事は無い。DMVから送られてくる請求書に小切手を封入してから、ステッカーがまた郵送されるまでに、タイムラグがあるからだ。

ステッカーが送られてくるタイミングは登録者によってまちまちで、早い人には7月ぐらいには翌年版の請求書が届く。

私は今年は、10月半ばに請求書を貰った。小切手を封入しDMVに返送後、11月に入ってから$90が引き落とされていたので、そこから計算して、そろそろ届くだろうと思い、最寄りの郵便局の個人用のメールボックス(庭に置かれた自宅の郵便箱には鍵が掛かっておらず、重要書類の受領に関して疑問がある為、月額$6を払ってメールボックスをレンタルしている)へ今日、10日向かったところ、本当に計算通りのタイミングで届いていた。

これの何が困るのかと言うと、幸い私は過去10年以上でそう言う目には遭ってないが、例えば2017年を過ぎて、数か月経ってもこのステッカーが貼られていないと、車両登録はどうなっているのだとの形で、警察に緊急停止や理由を求められたりする。

登録料を支払ったのに全然ステッカーが届かず、年を越してしまい、年明けからDMVと闘ったひと、に私は少なからず遭ってきたので、とりあえず今年はちゃんと年末になる前に届いて良かったと、一安心。

秋になってくると、DMVのレジストレーション・ステッカーが地味ながらある意味で、はよ届け、はよ処理せいや、なに遅れとんねん、のドキドキ・イベントとなる。

他の州は分からないが、カリフォルニアは少なくともそういう規則になっており、きちんと必要書類が届けば問題ないが、それが届かなかったりするから、DMVはカリフォルニアの、というよりも全米の、嫌われ職業で上位に入るのだ。

そんなこんなで安堵しつつ帰宅し、昼以降の仕事を片付けていたら、業務中は点けっぱなしにしているニュース番組から、ダウンタウンLAの住民で先日の選挙結果に納得が行かなかったひとたちが迷惑にも、深夜から早朝にかけて大規模なプロテスト(抗議運動)を行っている事の続報が伝えられて、お昼以降は地元の学生も巻き込んで所謂Walk Out(=登校拒否またエスケイプ)、とまあ予想通りの展開に発展している。

今朝のニュースでも、約5,000人を巻き込んだ昨晩のプロテストにおいて、車両放火や建物破壊と言った、衝動的な行動に移る若者が少なくなく、29人も逮捕者が出たそうだから、

で、その映像を観ていると、黒人やラテン系がちらほら見られた。

プロテストが発生しているエリアはものの見事に、移民に関しては黒人やラテン系が中心のエリア(Pico Rivera、South Gate、Los Felizなど)ゆえに、多分あまり宜しく教育されていないであろう、あの辺りの若い層が、ものの見事に煽られ、焚きつけられての、結果だろうな。

私自身も学生時代、騒がしい上に、すぐに噛みついてくる、黒人やラテン系の若い連中(黒人は男性で、ラテン系は女性が多かったのも、逆に興味深かった)と対峙してきたものだ。勿論一方で、アメリカ文学に詳しいメキシカンの好青年や、キング牧師のスピーチを丸暗記してはアジア文化にも造詣の深いケニヤから来た女性など、その辺のネイティブどころかテキトーな日本人留学生の何倍も努力家で勉強しているひとたちとも、たくさん会ってはきたが。

まあ若いエネルギーや情熱を、プロテストに燃やすのも分からんでも無いが、一般車道を飛び越えて高速道路にまで乗り込んで、高速を一時封鎖し他のひとたちに大迷惑をかける、というのは全く理解できない。ってか私もこれまでに3度、そういう場面に遭遇した。あれはホント腹立つよー。文字通り何時間か、車内に閉じ込められて、身動き取れなくなるから。

それはともかく、主夫の勤めとして夕食の支度やら、残っている仕事を片付けつつ、2016年度は有名な俳優や作家が良く死ぬ年だとは思ってが、レオナルド・コーヘンまでも逝去するとはな、と思いながら、友人へのちょっとした返答で燃え上がった、ドイツの工業都市クレーフェルトから出てきたブラインドガーディアンの、それこそ私が学生時代に聞いていた音源を引用しつつ、今日の雑記を締めようか。ア、ナ、ザ、ホーリーウォー!は、私がガキだった頃に、ひとりカラオケしたものよ。