【12.30.2016】インターネット開通、近場のドライブ、16GBのmp3プレイヤー(2,917)
引っ越した日の夜をその場で明かすというのも、引っ越し経験が何度かあるにせよ、それまでとは違う感じがするもので、早朝から大雨だったものの目覚めてから昨日と異なる風景が広がるのは、やはり新鮮。
とりあえず食器を棚にどんどん置いていき、ガスコンロも全て点検して、お湯を沸かしてコーヒー飲んでたら、予定よりも15分ほど早く、プロバイダが派遣したスタッフ(黒人の若い兄ちゃん)が来てくれて、家から伸びているケーブルとモデムをつなぐ作業を始めてくれる。
無事、モデムは繋がって、アカウント番号も新しいものへと切り替わったが、妻の仕事用PCを含めてウチには現在、5台のウィンドウズがあるから、wifiルーターは必須。
で、これが案の定、繋がらない。Netgearという会社のかなり安いルーターを騙し騙し使っていたが、Cisco製新型モデムとの相性が悪いのか、信号認識をまるでしてくれない。
すると派遣スタッフさんが、私が契約しているプロバイダは新規アカウントにwifiルーターを無償提供してくれると言ったので、早速最寄りの事務所を調べる。
車で10分ほど離れたアーウィンデール(Irwindale)という、人口1,500人未満の小さな街に、プロバイダ会社の事務所があったので、そこへお昼前に向かう。
この街、ゴミや落書きやらが目立つ、治安のあまり良くなさそうな雰囲気で、実際に民家よりも、オフィス・ビルのほうが多い。
その一角に、やたら巨大な事務所を、契約先のプロバイダは構えていた。パサデナの事務所はやたら小さかったのと比べると、なんでまたこんな、無駄に豪華で広いんだろうか。
でも、カスタマーサービスの窓口が5つあって、開いているのは1つだけな辺り、さすがアメリカの会社だ。
ってか、私の前に対応されていた男性客、スタッフに向かって「電話口で俺のID確認できないの一点張りだったからわざわざ事務所まで来てやったんだぞ!」みたいにキレまくってて、確かに私もその気持ちが凄く分かる。電話のカスタマーサービスは、別にここのプロバイダ会社だけでなく、アメリカ系の会社はどこも最悪。融通が利かないどころの話しじゃなく、そもそも問題解決をしようとする気がゼロ。結局、最寄りの事務所に乗り込んだ方が、早い。
受け付けの兄さんに事情を説明して新アカウント番号を渡すと、身分証明書だけでなく、家を購入の際に署名した契約書のコピーを見せて、その家に本当に住んでいるのかを証明してほしいと言われた。
それらの重要書類は妻が控えているが、多分そんなすぐに見つからないだろうから、今日はモデムにケーブル直繋ぎで我慢するしかない。
と思ったが、諦めは悪いほうなので、帰宅してからもナントカ今のルーターが使えないかと、電源を入れる順番を変えたり、アンテナの位置を調整したりと、試行錯誤。
結果、今はこうして、普通に使えている。先にケーブルを繋ぎ、モデムの電源を入れ直し、それからルーターの電源を入れ直す、という手順を何度か繰り返していたら、ちゃんと繋がった。
ただ、古いルーターゆえに転送速度に色々と問題があるので、妻が書類を見つけて持ってきたら、改めてアーウィンデールにあるプロバイダ会社の事務所に向かうつもり。せっかくモデムも、新しいものに取って代わったのだし。
あとそうだ、次回そこの事務所を訪れた際、前の家で使っていたアカウントがいつ削除されるのかや、新規アカウントに呼応したオンラインアカウントはいつ作れるのかも、確認しておかないと。
妻は夕方前に、私物を置きに来る。その後、一旦車をカラにして、パサデナの家まで戻る。この作業をあと2回、今晩は行うそうで、最後の最後までバタついてそうだ。妻は簡易ベッドを持っていないので、今晩は向こうの家で寝泊まりし、明日の午後に全ての荷物を新居に置いてから、近くのIKEAまで行き、二人で安心して眠れるクイーンサイズのベッドを買うのを考えている。
日が暮れて、道路が混む時間帯(5pm)になってから、近隣一帯をドライブ。4マイルほど離れた、徒歩でも向かえる場所が、大きなショッピングプラザになっていた。また大通りをひたすら南下することで、デパートやスーパー、AMC系列の巨大シアターと、様々なお店が並んでいるのも把握。
混む時間帯にドライブしたのは、運転に掛かる時間的な余裕をどこまで測れるか、で、たとえ混雑時でも10マイル(約15キロ)の片道が20分程だったから、道路が混まない日は前に居た街よりもあちこち移動できそうなのを実感。
「Big Lots」というかなり適当な名前のデパート・チェーンがあり、ドライブした大通りの途中にも1店舗あったので、洗濯物を入れるカゴと、バスルーム用の小さなゴミ箱を買っておく。ここはそれなりのクオリティの家具や日常雑貨などが安価で入手できるので、たまに利用する。
洗濯物を放り込むカゴは、風呂が2階にあり、洗濯機が1階にある関係上、階段の上り下りも考えて、縦長のものを選んだ。以前使っていたカゴは横長だったが、階段の幅を結構取るのを妻に指摘され、カゴを買い替える良いタイミングだとも思ったから。
帰宅後、各バスルームに、トイレットペーパーの控えや石鹸、シャンプーなどを分配。
シャワーも今日、初めて使ってみたが、水から湯への切り替わりが早く、何よりもシミやヨゴレが一切無いので、使うのを逆に遠慮したくなるほど。
まだまだこれから、本棚、ソファ、テーブルと言った家具の購入が控えているので、今の時点で自分が出来る事はだいたいやりつくした。とにかく必要な物を運び終え、不必要な物はあらかた処分できた事に、安堵。
バタバタしている妻を尻目に(私が手伝おうとすると、どこに何を置くのかを全部自分で管理しているから、逆に手伝うなと、怒られる)、すっかり落ち着いたので、届いたのはクリスマス直後だったがまあ自分へのご褒美という形で買った、新しいmp3プレイヤーで2時間ぐらい、あれこれ遊んでみる。
Goldensellerというセラーが独自に作ったmp3プレイヤーのようだが、空き容量は16GB(実際は14.9GB)で、USBを繋げばすぐに音源をPCから放り込めるし、操作方法もちょっとイジってれば殆どを把握できるほど簡素化されている。加えて音質も、普通に良い。確かにこれは、買い手からの評判が良いのも分かる。フォルダ操作は非常に簡単だが、シャッフル機能が無いため、ラジオ感覚で曲を聞くのではなく、アルバム単位やラジオ番組単位で楽しむのに向いているというのが第一印象。
明日は私は11amまでにパサデナの家まで電車で赴き、鍵を家主に返却。その後、引っ越しを手伝ってくれた隣人も交えて、近場のしゃぶしゃぶを食べに行く予定。
今晩は、先ほどまで流していたAFIを再び聞きながら過ごす。昔のThe Cureっぽさがさらに強くなったというか、'80年代のイギリスを席巻していた、朗らかさと陰鬱さの中間を行くようなメロディを奏でる音楽性に、焦点が絞られている印象。もっともこのバンド、サンフランシスコよりさらに北のユカイアという結構な田舎出身で、元々は能天気なパンクバンドとして始まっているから、昔のイギリスのバンドよりも曲が明らかに速いし、それが今では立派な個性になっていると思う。自分と同年代のひとたちによるバンドだけに、結構応援したい。