【89】紹介制・予約1年半待ちのクッキーに見る顧客心理
突然ですが皆さんは、
【村上開新堂】(むらかみかいしんどう)
ってご存知ですか?
タイトルの通り、
紹介してもらった会員のみが予約できて、受取まで1年半待ち
の洋菓子の老舗店です。
紹介がないと予約さえできないクッキー。。。
予約をしたら、1年半後にならないと手に入らないクッキー。。。
それだけで希少価値ハンパないし、見た目も味も気になりますよね。期待値が上がる。
そんな村上開新堂。
私は御縁あって去年紹介をしていただき、今年の4月にやっと受け取る事ができました。
じゃじゃんっ
このオーセンティックな包み紙を開くと、中には紅白のおめでたい紐。
更に和紙。と、絵葉書。
そして薄ピンクの缶。
蓋を開けると、更に和紙、、、
マトリョーシカか!?ってくらい厳重な包装紙を開けると、中に眠っていたのは・・・
身動きできないほどギッッシリと詰められたクッキーたち💛
その美しさにうっとりして、ため息が出ちゃいます。本気で。
「1年半待ってようやくお目にかかれました」
という、達成感のようなものも感じます😂✨
明治初年(1868年)、村上光保(むらかみみつやす)が、国家政策の一環として洋菓子製造技術習得を命じられたことが、村上開新堂の歴史のはじまりです。
以来140年、歴代の当主がさまざまな工夫を重ねてまいりました。
(村上開新堂 HPより)
江戸時代の終わりに始まった村上開新堂の歴史。
ホームページには、『日本の洋菓子は、外交政策の秘密兵器』とまで書かれています。
(ホームページのエピソードを読むだけでも面白いですよ!)
クッキー生地の状態を確認しながら、型で一つ一つ抜き、焼き上げます。それを隙間なく缶に詰めて包装し、初めて出来上がります。
明治生まれの人が生み出したとは思えないほど様々なスパイスが程よく使われております。
「クッキーを手にとって割る時の、クッというやさしい音が懐かしい」と長年のお客様がお便りをくださいました。
手でこね合わせた、生地の持つ歯応えを大切にしてまいりましたが、音にまで手仕事がおよぶと知りました。
かむほどに、お味が出てくるとおっしゃっていただける由縁でもありましょう。
(村上開新堂 HPより)
1つ1つ丁寧に手作りされているのが洋菓子素人の私にも分かるくらい、
優しい味わい。
なによりやっぱり、「1年待ったぞ。」という達成感と、厳かで丁寧なパッケージや美しい見た目が、味の価値を押し上げます。
そしてこのクッキーを受け取る時に伺う村上開新堂のお店もまた。
ここから先は
1,395字
/
3画像
セラピストにとって大事な事をギュギュっと詰め込みました
¥800 / 月
登録月の記事から読み放題になります。 接客や技術、モチベーション維持の方法などの知識を入れたいリラクゼーションセラピストさんにピッタリ。 …
この記事が参加している募集
神様のようなアナタ…🥺ありがとうございます! これからも楽しい記事を発信できるように有意義に使わせていただきます❤︎