![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71541964/rectangle_large_type_2_d8c5d257873095b8920b2c3c66a9c094.png?width=1200)
【131】立ち指さんの圧迫
前回の記事
●拇指揉捏のコツ① 苦手意識を克服するために
●拇指揉捏のコツ② 余韻の時間を忘れるな
に沢山の反響・コメント・メッセージをいただき、ありがとうございます✨
やはり揉捏に苦手意識を持っている方が多いんだな~と
実感しました😂
その中で、
立ち指のため、お客様に鋭い圧が入ってしまいそうなのですが、
何か対策がありましたら、教えていただけると大変ありがたいです
というコメントをいただきました。
セラピストの指には、反り指と立ち指があります。
イイネ!した時の親指の反り方を見ると簡単かもしれません
【反り指】
![反り指2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71529205/picture_pc_477eefacb39ceb801f107f61c066f9c8.png?width=1200)
【立ち指】
![反り指3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71529223/picture_pc_fb2091d2cc6e38d743059277a427cab1.png?width=1200)
ボディケアの基本的な研修では、
「拇指の腹をお客様の身体に付けて体重を乗せる」
と習いますが(極端に言うと指の腹を付けるとはこんな感じ ↓)
![反り指4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71528660/picture_pc_63696913968a8d3bf25fa351d06f3e4f.jpg?width=1200)
立ち指の方は拇指の関節が曲がらないため、
最初親指が痛くなったり
指の腹が付かないので感覚を掴みにくい…等、
立ち指さんならではのお悩みがあります。
私はガッツリ反り指なので、立ち指のプロフェッショナルにお話を伺いたいな~と思い。。。
今日はスペシャルゲストに立ち指さん用の拇指のつくり方を教えていただきました🤩✨✨
スペシャルゲストとは・・・💛
元・グランドマスターセラピスト仲間の伊奈佳恵さんです!
![伊奈さん](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71531643/picture_pc_660edc024298c04f8c4e23614066f921.png?width=1200)
私よりとーっても年下だけど、セラピスト歴は半年程先輩で、
ほぼ同期配属の名古屋のセラピストさんです。
私がリラクゼーションコンテストJAPAN スペースの部を優勝した時、
伊奈さんも個人の部で優勝されました🤩✨
![伊奈さん2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71532294/picture_pc_804cdb86c249b2957cae5d47f063be13.png?width=1200)
社内最高峰のグランドマスターセラピストとしても大尊敬でしたし、
なんと、伊奈さんも去年独立されて、名古屋でサロンをオープンしています^^
東海の方が羨ましい~~♡
そんな伊奈さん、実は立ち指セラピストさんで、
ボディケアの拇指圧迫は相当努力して工夫して今の圧迫をされています。
ラフィネのセラピスト時代から「立ち指として努力してきた」というお話を聞いていたので、いつかそのお話を聞きたいな~と密かに思っていたのです。
立ち指の質問をしてくださった『ひ』さん♡ 良い機会をありがとうございます🥰💛
それでは伊奈さんの、立ち指さんによる、立ち指さんのための手元のセット。
レクチャースタートです!
■立ち指さん用「練習で徹底する事」
立ち指さんはMP関節(四指球)が硬い方が多いので、
指先(ほんとに指の先)の感覚が発達している方が多いです。
そのせいで「指の腹を使う」というイメージができなかったりもします。
まず、MP関節も硬い立ち指の方は
平らな場所で練習するよりタオルを丸めて練習する事をオススメします。
練習段階ではめちゃくちゃ感覚が鈍く感じるかもしれませんが、
●キチンと指の腹を使う
●指の腹が当たる直圧の角度を見つける
(反り指の人と手のセットの角度が若干違う)
●重ね拇指の時は、第一関節寄りに重ねて指先に頼らない
そして大事なのが
●反り指の人より乗り込みすぎないようにする
という事です。
■画像を見てみましょう
背部圧迫時をイメージして、伊奈さんに撮っていただきました♡
【OKバージョン】
![立ち指1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71538524/picture_pc_5c74a66c82621133547e21a0330239be.png?width=1200)
↑ ↑ ↑
①拇指の位置は、体重をかけた時に指の腹が当たるところでセットする
②少し手前で体重移動を止める感じ。
【NGバージョン 1】
![立ち指2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71538937/picture_pc_127b32fe63f5f49259d812bc56bb128f.png?width=1200)
↑ ↑ ↑
●指の腹が当てられなくて圧が刺さる(拇指が前すぎ)
【NGバージョン 2】
![立ち指3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71539311/picture_pc_c1a48bbd7f734421b39cd4416736bb10.png?width=1200)
↑ ↑ ↑
①乗り過ぎて圧が刺さり、肘が開く
②バランスをとるために小指が開き、腰が痛くなる人多発!
OK バージョンとNG バージョン、どれだけ違うのか並べてみました
【左:OK 右:NG】
![立ち指4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71539727/picture_pc_50d30adfc7a38e15aaf55c3101ccbed0.png?width=1200)
手首のセットは同じように見えるけど、
右側はだいぶ乗り込んでいるように見えますね。
左側は、目線の下に拇指がある状態。
右側は、胸の下に拇指がある状態です。
■体重の乗り過ぎに注意
これは、反り指さんと練習している時も多々ある事なのですが、
自分でも「えっ、こんなもんで良いの?」
というくらい、実は体重ってかけないものです。
特に立ち指さんは、少しでも体重が乗り込みすぎると
拇指が鋭くなるのに加え、親指の関節にも負荷がかかり故障の原因になります。
拇指は目線の下!
それ以上乗り込みすぎない!
「しっかり圧したい」と思うと沢山体重を掛けたくなりますが、
ポイントを外さなければ圧はしっかり入ります。
自分のスタンスに合った拇指の置き方を、丁寧に研究してみてください^^
■まとめ
伊奈さんもおっしゃっていましたが、
立ち指とか反り指とか、背が低いとか高いとか、
出来ない理由を探せば沢山あるけれど、
それを理由に逆にケガしやすい施術方法を勝手に覚えてしまったり
癖がついたり、手抜きしたり
それを防ぐためにも、基本的な圧迫・揉捏の練習を地道に丁寧に行う事が大切だと思います。
伊奈さんは、グランドマスターセラピストを挑戦する時になって初めて
自分の指の形にあった施術方法を教えてもらったそうです。
それは私も同じで、超反り指でしたが、私のこの指に合った施術方法を学んだのはグランドマスターセラピストに挑戦する時でした。
それまでは、本当に地道に、基本に忠実に。
近道は無いと思って愚直に地道に続けるのが、一番の近道なんですね^^
今回はスペシャルなゲストに立ち指さん方式の施術をご教授いただきました!
こうして、その道のスペシャリストの記事をつくるのも面白いですね🤩
「こんな事を聞いてみたい!」という事がありましたら、コメント・メッセージ お待ちしております♡
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