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コーチは勉強し続けた方がいいのか

こんにちは、フリーランスコーチのゆみです。

たまに上がる議論であるのですが、「勉強し続けるのがいいのか?」という話ですね。

今日のnoteとは違う文脈ですが、ラジオでも発信しているのでぜひ。

コーチは勉強しつづけるのは微妙だって言う人もいれば、ずっと学び続けるべきだって言う人もいるんですよね。

わたしも、お金を稼ぐという目的に対しては、継続的に学びを得るよりは、正直早くビジネスをやってみた方が良いなぁと感じています

その中で必要だと思った学びがあれば後からでも取り入れることはできたりするのですが、ビジネスは正直学ぶよりやってみた方が早いというのが私も体感で感じてはいます。

その扱いたいビジネスがコーチングである必要があるかどうかはかんがえてもいいかもしれません。

結局は、自分がどんなコーチでありたいのか?何を成し遂げたいのかみたいなことによって変わってくるかな~みたいなことは感じます。

私のこれまでのコーチングや心理学などの学びっていうのは、元々は起業のための学んできたわけではありませんでした。

わたし自身が人間関係に悩んできたことを解決したかったこと、自分自身との向き合方を理解したいときにやってきたことがほとんど。

わたし自身を救ってきた学びと人生経験でのりこえてきたことが、結局クライアントの提供価値になってコーチになりました。

今日のnoteは、コーチングって結局学び続ければいいのか?に疑問をいだいている人に参考になればいいなと思って書いています。

学びの出発点は「自分を救いたい」だった

わたしの学びの出発点は、いつだって「自分を救いたい」から始まっているんです。
そして、学んで経験して乗り越えて、自分を救い続けてきた結果、コーチングというものが私の仕事になっています。

わたしが学びを必要だと感じてきたタイミングということの多くは、わたし自身が人間関係に悩んだときとキャリアの方向性に悩んだとき、
この問題で悩み続けて、情けないことで何度も悩み続ける自分自身が大嫌いで、そんな自分を救いたくてやった学びがほとんどでした。

そもそも浪人をして大学に心理学を専攻したきっかけも、人間関係があまりにポンコツだったこと、自分が生きる未来像がえがけなくて「人がこんなに苦しいのに生きる意味」がわからなくて、理解できるようになりたいと思ったことが大きいです。

どんなにぶつかっても、どんなに改善しようとしても、一人でこれを改善するという話は一人ではどうしようもなかったんです。

なんで、こんなに人とうまくいかないんだろう?
なんで、こんなに人の気持ちがわかんないだろう?
なんで、こんなにしんどいのに生きないといけないのだろう?
なんで、こんなにつらいのに私が生きていく場所はあるのか?

ずっとわたしは自分のことが、大嫌いでした。

「自分の何が問題なのか」を説明することもできないから、原因もわからなければ、周りになにを嫌がれているのかがわからなかったし、なぜ人に嫌われるのかもわからなかったのですよね。

だから、もう学びに頼るしかなかったんです。

もういい加減、誰かを傷つける自分でいるのは嫌だし、人に嫌われる自分でいるのは嫌でした。

だれか、私を救ってほしい。

そんな思いがあふれて苦しかった時に出会ったのが、高校の時の選択授業で選んだ倫理という学問でした。
倫理って結局何を勉強するのかっていうと、「そもそも人間とは何か」「そもそも生きるとは何か」を「哲学」「宗教学」「心理学」「倫理学」という人文学を通じて学ぶ学問です。

今考えると、「なぜ生きるのか?」「どう生きるか?」という問答を学問の中で行い続けるわけですが、これめちゃくちゃコーチング的ですね。

特にわたしが興味を持ったのは心理学で、「人の心の構造がわかるようになればいいのではないか?」という仮説と、「こんなに人との関りで悩んだり自分の生き方で悩んだわたしだからこそ、誰かの役に立てるのかな?」みたいなことを考えて大学は心理学を専攻しました。

ぶっちゃけわたしは頭だけで理解できるタイプじゃないと思っていたのと、心理の分野で活躍するには何においても経験が必要と考え、

大学ではNPO法人で3年半ほど不登校支援をして働きました。

学びは私を救ったか

結論から言うと、その道の研究者になるという決断をしない限りは、学びというものは永遠に続けなくてもいいというのが私の結論な気がします

コーチングという技術を研究し続ける人や心理学を極め続ける人は、学習をやめることはないですし、この研究者の人たちがいるからこそ、様々な考えをわたしたちが学ぶことができると思います。

ただ、一方で探求、研究は現実を変えるのに時間かかります。

研究ばかりを続けていたら、救われる前に気づいたらおばぁちゃんになっちゃう。っていうのが私の本音です。

個人的に研究者からの話はとっても面白いので大好きです。クライアントに価値提供できる幅が増えるし、可能性だって広がるから基本的にはあまり惜しまないタイプなので、今後も「私がなりたいコーチ像に対して必要だなと思ったら」投資はしますし、今もしています。

ただ、今自分の目的に沿っている学びなのかどうか?今の現実を変えてくれるような学びなのか?学ぶことで満足していないか?の視点を常に持つことは重要だなと感じます。

心理学の学び自体は、頭で自分を理解することにはめちゃくちゃ役に立ちました。感情と行動の関係、構造を理解することで、自分の感情マネジメントや何が満たされていなくてこんなに苦しいのかを理解できるようになりました。

それが脳の仕組みや、構造上でおきることや家族との関係性からも起こりうることを頭で理解できることは原因が理解できて、救いになっていきました。

一方で対人との関りを変化させていくには、学問上の学びだけで原因が理解できても十分じゃなかったというのが本音です。

「原因はわかったし、仕組みも理解した。じゃあ、わたしは結局どうしたらいいの?」

学びというのは、誰かが経験してきたことを教科書通りに理解するということも必要なときもあるけれど、結局は現実で生かせないとあまり私は意味を感じません。

もしかしたら、みなさんも感じたことがあるかもしれませんが、義務教育で学んだことは今の社会人生活に生きているか?と問われると???みたいなときあると思うんですよね。

わたしもこの感覚になったことは何度もあります。

某組織コンサルの会社のイベントで、研究職につかれている方に、今抱えている課題の質問をしたときに「論文ではこうなんですよね」という解答しかなされなかったときに、「論文上の正解はわかったけど、現実はどうしたらいいの?」みたいな感覚に陥りました。

理論上で正しい話と、現実が紐づかないこともやっぱりあります。
結局その時に役に立つのは現場の体験と、現場を知っているプロと話すことだなみたいなことを感じました。

学びは経験あってこそ

だからこそ、わたしがこの時やっていてよかったなと心から思うのはNPO法人で実際に不登校の子供たちの対人支援に現場で関わったことでした。

当時現場で、臨床心理士の先生に何度かフィードバックもいただくことができたし、関りの実践を学ばせていただいたことで、現実に変化を起こす経験をさせていただきました。

頭で理解しながら、体で覚えるという体験は、私にとってわりと衝撃で。その後、私の人生にも大きな影響をあたえてくれました。

当時のわたしは、自分の満たされなさを他者から認めてもらうことで埋めようと必死になったり、他者に自分の期待を相手に押し付けて受け取ってもらえないと勝手に悲しむみたいなこと無自覚にしていたのですが、それをプロの目線からフィードバックいただくことで肌で教えてもらうことができました。

苦しくて、めっちゃ泣いたけど( ;∀;)

「対人支援をするということの意味」をこの時に、臨床心理士の先生にこの時ぼこぼこにされないと、頭だけで理解するのではわからなかった気がします。

自分の不足分を誰かから吸い取るのではなく、自分で自分を満たしてから他者を満たすという考えの根幹を頂いた気がしています。

なにごとも、やってみないとやっぱりわかんないのだなと感じています。

知識を腹落ちさせるのは、結局体感すること、そしてその道で現場で活躍しているプロと話すことが一番だと今も思います。

学びは補助線になるし、自分の中に何が起きているのかがわからないときに原因が説明されたり、言語化されたり、乗り越えていく方法が明確にあるのは安心感につながります。同時に、その学びを生かす場面を経験をすることは必須なんですよね。

経験が生まれて、知識や学びが「役に立つ」ということ、「乗り越える」ことができるのだなと心から感じます。

学びから救われたい人へ

もし今あなたが何かに救われたいと思っているから、何か知識を得たい、学びたいと思っているのであれば、学ぶこともきっと悪いことじゃないかもしれません。

わたし自身、これまで培ってきた学びをいかし経験したことのすべてが今クライアントへの提供価値になっているからです。

ただ、もしあなたが「コーチングを仕事にしたい」という思いがあってコーチングを学ぼうとしているのであれば、どちらからやればいいというのはありませんが、同時にビジネスとして実践し、経験することは必要だということは断言します。

クライアントに提供すること、クライアントとしてコーチングを受けることが何よりも必要なんですよね。

提供することでしかわからないこと、理解できないことって間違いなくあるんですよね。

わたしは人間関係で苦しくて、心理学とコーチングに救いを求めて、学びを得て実践し、関係性の課題を乗り越え、人材育成のキャリアを築いて、コーチングの提供会社に入って、プロコーチになることができました。

知識は補助線になるし、わたしを助けてくれました。
経験は知識を生かし、わたしを助けてくれました。

確実に言えるのは、わたしが乗り越えてきたことがそのままクライアントへの提供価値になっていることは、めちゃくちゃ今嬉しいです。

セッションでクライアントが喜んでくれたり変化を報告してくれると、

「ああ、生きててよかったな」

と心から感じれるようになりました。

コーチングを売るというよりも、わたしという生き様を提供できるようになったのは、私の人生の中で知識を得て実践し経験し、そして乗り越えてきたことがあるからと胸を張って言えます。

もし今あなたが、何かを救われたくて学びを得に行こうとしているのであれば、その学びがあなたを救うか考えてみることが大切な気がします。

学ぶだけで十分ですか?

そもそも、その学びは本当にあなたにいま必要な学びすか?

一方で学びや経験だけでは、今の自分を打破するのも難しくなるときが私にはありました。

それが、今のわたしにとっては、自分自身を売るということです。

学ぶより慣れろというのはまさに、このことなのかもしれないなと思っています。

学んでも打破できなかったこと、経験しても打破できなかったことにいつもいてくれたのはコーチやセラピストなど第三者の存在でした。

コーチングを受け現実を変化させること、そしてクライアントにセッションを提供する体験と経験ができるようになったことで、頭だけで理解するだけではな、わからなかったことが見えてきました。

そして、現場を知っているその道のプロの意見を聞くのが一番だなとも感じます。

自分で考えていても、どうしようもなくなったときはわたしもあったから、そんなときは一人でめちゃくちゃ悩みました。

わたしじゃなくてもいいけれど、もし、これを読んでいるあなたが一人で抱えている問題が一人では打破できないと感じているのであれば、あなたが必要だと思ったらぜひ第三者を頼ってほしい。

でも、その中で私をもし選んでくれるのであれば連絡してほしい

実際にわたし自身、主導権を持てない人生を変えてきた当事者です。

様々な学びも得ながら、わたしはこれまで述べ200人以上のリーダーの変容の支援をしてきました

あなたが目指す先に必要なことを一緒に考えさせてください。


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コーチングを学んで5年、組織のリーダーやマネージャーの方のお悩みに伴走して3年ほどになります。

200名以上のリーダーに伴走してきました。

今年、独立をしまして、人間関係にお悩みの相談、対人支援をしている人へのキャリア支援をメインに活動をしています。

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