組織の課題って結局なんだっけ?となったときに考えたいこと
こんにちは、フリーランスコーチのゆみです。
これまで人材育成の支援・組織の領域などでもコーチングをしてきました。
最適解というものが見つからない組織・育成という領域ではありますが、試行錯誤の中でやっていく中で確かに見えるものもあるなと思ったなかでの今日は、ちょっとした理解のプロセスだと思ってもらえたら。
わたしもまだまだ道半ばですが、お伝えできることをお伝えしていきたいなと思っています。
先日、クライアントさんとの対話で、育成目標と、自身の目標、事業目標と接続していないと良くわからないことになるなと思ったのです。
よく、セッションで、本当に良くいただくご相談は「もう組織の課題が何かわからないのです」というご相談です。
例えば、会社で3年後に売上○○円、店舗数○○などの目標を掲げていたとして、その時に組織のカルチャーの変化が必要なのかも考える必要があるし、その時にメンバーがどうなっているといいのか、そして、そのメンバーを育成していくためには、自分がどうなっているといいのかということを同時に考えないといけないわけですが、
案外この目標を考えるときというのは、クライアントさんによっては連動するものではなく、バラバラに考えていること多い気がしています。
売り上げの目標は3年後に考えているけれど、メンバーの育成達成レベルは1年でなんとなく考えているとか、自分がどんな役割を担っていいかわからないなど、頭の中が意外にしっちゃかめっちゃかなことって少ないなと思ったりします。
図に表すと↑な感じなのですが、バラバラで時系列もそろっておらず、意外に感覚で育成目標を立てる、組織カルチャーも考えるみたいなことも少なくないのだな~と思ったりします。
わたしも駆け出しのころですね、組織向けのコーチングをしていて、「この課題の主語は誰なんだっけ?」と結構、混乱した時期がありました。
大抵話してくれることの課題感というのは、自分の課題と組織・事業、メンバーの課題がごっちゃになって話されることが多いので、最初はどの話?とよく混乱をして、一人でわたしが混乱している間にセッションが終わってしまって悔しい思いをしたことも何度もありました。
どれから対処していきたいのかの優先順位を、しっかりと一緒に決めていくことができれば、意外にさくっとアクションはスムーズに決まったりするわけなのですが、
クライアントさんも同時進行で思考が進んでいるので、誰がどこで何に困っているのかに対してそもそも混乱していることがそもそもの課題だったりするのですよね。
組織の中で起きている課題を語るときは、だからこそ、主語をまずは明確にするということがとっても大切だなと感じています。
いつまでに、誰が、何を出来るようになるみたいなことの整理をするのって当たり前みたいなことのような気がしていますが、一番混乱するのは「主語」だと感じています。
自分の課題だと思っていることが、意外に組織課題だったり、メンバーの課題と思っていたことが自分の課題だったり。
混乱がおきるのですよね。
主語がしっちゃかめっちゃかだと、対処療法も全然違うことをやってしまうことがあります。
組織の課題なのに、自分一人で何とかしようとしたり、逆に自分の課題を組織に持ち込んでしまうことだって少なくないのかもしれません。
結構大変なのは、自分の課題を組織に持ち込んでしまっているけど、無自覚なパターンな気がしています。
責めたいとかそういった意図ではなく、結構起こりやすいし、混乱しやすいと感じています。
結果として自分が思っていなかった方向に行ってしまったやっぱりもったいないですし、よかれと思って行動したことで逆に責められてしまうことも少なくない気はしています。
だからこそ、まずは並べてみること。
眺めてみて相関関係に徐々に気づいていくみたいなプロセスが大事だなと思ったりします。
頭の中でごちゃっとしている課題は、まずは並べて主語を明確にする。
相関関係を一緒に考える。
主語が明確になって、着手すべきことが何かを明確にしていくプロセスができるのだなと感じます。
だからこそ、コーチが一緒にクライアントさんの頭の中の現状の思考整理を行うお手伝いをすることがとっても大切だなと感じます。
人の頭の中というのは複雑で、自分の課題なのに相手の課題だと思い込むなどの思考が進んでいきます。
一緒にクライアントが見ている世界を一緒に見に行く努力をするためには一緒に視覚化しちゃって、主語をどこに置いているのかを考えていくのも大切だなと感じた気づきです。
会社の中の目標を追っていることをしていたら正直、ぶっちゃけ計画通りにそもそも進むということが少なくないわけなので、連続させて考えること自体が難しいなと感じるわけですが、
1回頭の中を視覚化して洗い出すということは、おすすめです。
実際やっているわ!という人もいるかもしれませんが一人でやると意外に視野狭窄になるので、ぜひ組織課題や育成の課題を扱ったことがある第三者を頼っていただくのもおすすめです。
ちょっと相談させてほしい、という場合は、ぜひ連絡してください。
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貴方が成長し進んでいくことを、一緒に喜びたい。
これまで、あなたが一人で頑張って成長してきたことを、一人で考えさせずにともに進ませてほしい。
人を育てるということは、あなた自身が育つこと、成長することです。
一緒に喜びを共有させてください。
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