Go To『老害世代』
『老害』
色んな場面で良く耳にするようになった
特に最近世間で使われている言葉だからなのか、長くOL生活している私が意識し始めたからなのか
『老害』という言葉を耳で拾ってしまうことが多くなった
会社の年下の飲み友女子が、
「部長ってさ、言ってることが古いんだよね、話しも長いし、自分のことばっかり言って、『老害』は早く去ってほしい」
「そっか、ヤバいね」
上司が、
「また新しいインターンが入ります、
うちの会社は『老害』が多いから、若い人を育てて世代交代をしていくことが目的です」
「なるほど、それはいいですね」
『老害』・・・返事をしながらこの言葉に引っかかってしまう私だった
漢字2個ともかなり地味だし、言葉の響きもいい気持ちにはならない
わかるようでわからないので早速ググってみた
『老害』の意味とは:
l 老齢による弊害
l 年齢や経験を盾に実権を握り続ける
l 若手の活躍を妨げて生ずる悪害
l 周囲に迷惑を及ぼしたり、周囲を不愉快な気持ちにさせたりする老人
『老害』の定義とは:
l すぐ感情的になる
l 自分が正しいと思っている
l 昔話が多い、話が長い
l プライドが高い
どれもこれも散々な言われようだ
飲み友女子も上司も、長くOLしている私の前でよくぞ言ったなと複雑な気持ちになった
若い世代でも感情的でプライドが高くて話の長い面倒くさい人はたくさんいる
もちろん私の会社にもいるが「年上のこっちのほうが気を使って聞いてあげてますけど!」
と決して声に出しては言えない
定義の内容は年齢は関係ないようだ
年齢が上の人が『老害の定義』をやってしまうと、若者の未来を妨げ、邪魔をすることになるが、年上の人だけに排除することができない
だから『老害』と呼ばれてしまうのだろうか?
悪害が無くても、年上世代の邪魔な存在は『老害』と呼ばれているとしか思えない
つまり『目の上のたんこぶ=老害』ってことか、、、、
本当の意味では無い使い方がされていて、
何だか歳をとることが寂しくなってしまう
『Z世代』『Y世代』『老害世代』に区別されている今の世の中
場所によっては、全世代がいい状態で共存というのはなかなか難しいのだろうか
昔にあった世代関係無しに飲みにケーションがあった頃は、
もう少しお互いの気持ちが分かり合えていたのかもしれない
世代に区別があると、自分以外の世代が邪魔に思うのは各世代が同じように思うことで、
これって世代グループ分けが明確すぎて、グループ内の結束が強くなってしまい、まるで派閥的な状態よね
こんな明確な世代区別の定着が早くなくなりますように!
と私は願う
長くOL生活をしている私が敏感に『老害』という言葉に反応するようになったということは、
会社内での私の年齢順位が上のほうってこともあるけど、自分の行動や振る舞いに思い当たることがあって、反省していた何かあったのかもしれない
でもさ、
長く働いていたからこその知識を若い世代へアドバイスすることが、
古いとか話が長いとかしつこいとかで、若者の将来への弊害となっていると言われたら、
長い人生で習得した私の知識は宝の持ち腐れよ
『老害』という言葉は、意味と場所を考えて使ってほしいな
もちろん、『老害』の本当の意味に匹敵するほどのやり過ぎの人もいるけどね
それはその人に申し訳ないが、言われても仕方がないです
私も若い頃、図々しく何でも言ったり何でもする「おばちゃん」達が信じられなかったけど、
今は間もなくその世界に片足が入りそうな「おばちゃん下部組織」に属している
後に、おばちゃんプロへ昇格し、そこから『老害』へステップアップしていくのだろう
『Z世代』達よ!
そのうち君たちもその時代の『老害』になるんだよ
ふっふっふっ
若者世代さん、世代のクセを出しながらお互い「人を勝たせる人」になって仲良く頑張っていこうよ♪♪
どうせ止められない年齢
ひよってるやついる?
『老害世代』上等‼
私は楽しみながらGo To『老害世代』
美貴 ゆみ梨