🎀作品紹介🎀 私だけのスノードーム
1889年のパリ万博で登場し、風景や季節、歴史や文化などの永遠のシーンを閉じ込めたスノードームは、時代を越えて多くの人々を魅了し続けています。
スノードームという内なる世界に閉じこもりたい自分がいる一方、他人や社会との接点を欲するもう一人の自分も自分の中に混在しています。
他人と距離を置くことで、孤独に陥り、自分を見失うのが不安なのかもしれません。
社会から「淋しくてかわいそうな人」とのレッテルを貼られるのが怖いのかもしれません。
自分の存在意義や生きた証を誰かに認めてもらいたいのかもしれません。
1人では決して味わえない喜びや幸せがこの世にはあるはずだと信じたいだけなのかもしれません。
私が本当に求めているのは、社会の評価や価値観によって、抑圧された内なる自己を解放することなのかもしれない。
そんな思いを込めて、#NFT冬の展覧会用に、冬をテーマにして描いた作品です。