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ハワイのおかず屋 @Fukuya

8月7日(金) 累計感染者数:3,115人(前日比201人増)
ハワイ州ホノルル市ロックダウン(都市封鎖)から138日目

ハワイには「OKAZUYA(おかず屋)」と呼ばれるテイクアウト専門店があります。アメリカ人には「和食のデリカテッセンよ」と説明します。おかず屋は、サトウキビのプランテーションで働くために日本からやってきた移民が、プランテーション脱出後に始めたビジネスの一つだったようです。

ショーケースの中に入った料理の中から、自分の好きな物を選んで、自分だけのプレートランチをカスタムメードします。並んでいる料理は、どれも素朴な家庭料理です。

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まずは炭水化物を選びます。大概、おむすびかいなり寿司かチャオファンという太めの平べったくて白い麺または焼きそばの中から選ぶことになります。おむすびは梅干しが入っていたり、ゆかりやふりかけがまぶしてあったり、海苔が巻いてあったりといろいろあります。

お料理は、もち粉チキン、海苔巻きチキン、野菜の天ぷら、アヒの天ぷら、卵焼き、海老天、かき揚げ、きんぴらごぼう、煮しめ、なます、ポケなどなど、かなりバラエティーに富んでいます。

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今日のランチは、OKAZUYAの中でも1939年設立の老舗的なFukuyaで買ってきました。店内には3名しか入ることができず、ソーシャルディスタンシングもよく守られています。私は午前10時30分前に到着したので店の前で10分ほど待っただけですが、私が店を出る頃はかなり長い行列になっていました。

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ランチ時間はとても混雑する店なので、以前はショーケースの中の料理を見比べることもなく、さっさと注文しないといけないようなプレッシャーを後ろの人から感じながら注文していました。ところが、今日は前の人が注文するのを待ったりと時間があったので、じっくりとショーケースの中を見てゆっくりと注文できました。

左上から反時計回りに、ゆかりのおむすび、煮しめ、インゲンのガーリック炒め、海苔巻きチキン、かき揚げを注文したのですが、1.5人前程度はあるかと思われるほど結構量がありました。ショーケースの中を見ていると、どれも食べたくなるんですよね。

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たまにカジュアルな和食をちょこっと食べたい時にOKAZUYAは重宝します。プランテーションでの過酷な労働に耐えて日本の食文化を広めてくれた先人の努力に、そしてそれを受け入れてくれたハワイに感謝です。

ちなみにハワイでは「OKAZUYA」はしっかり根付いて英語になってしまっていますが、メインランドでは通じないのでご注意を。


(このブログは2020年8月7日にyumiozaki.comに掲載されたブログの転載です)



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