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平成ギャルマインド

私はギャルが好きだ。
ギャルって呼ばれることにも抵抗がない。
むしろ嬉しいかも。

私がギャルを意識したのは小学校高学年の頃。
マレーシアに住んでいた頃。
当然海外なのでテレビはNHKオンリーだし愛読書は青い鳥文庫だった。
そんな頃の私の楽しみは月に1度、祖母から送られてくるダンボールだった。
食品はもちろんだが一番楽しみだったのが漫画の「付録」だった。
両親の教育方針で漫画を買い与えられなかったので「りぼん」「なかよし」「ちゃお」と言ったその年の女子のトレンドブック的なものを自ら入手はできなかった。(あと単純に海外輸入なので本が高かった)

だが祖母からの小包にはいつも付録が入っていた。本屋さんが廃棄になる付録を遠く海外に住むお孫さんの為に、と譲ってくれいたものだった。

この付録こそが私がギャルという存在を知り、憧れる象徴になった。
当時、GALSという藤井みほなさんが描くギャル漫画が連載中だった。金髪、赤いメッシュで厚底を履いた寿蘭ちゃんに私は一瞬で心を奪われた。
漫画を読んでいたわけじゃないから単純に見た目だけなんだけど、カラフルなファッションとネイルをして渋谷をかっこする蘭ちゃん、つまりギャルになりたいと心に決めた。

初めての渋谷109デビューはいまだに覚えている。蘭ちゃんみたいな人ばかりの空間に紺色のGuessのフード付きノースリーブにショートパンツというシンプル・ザ・ベスト!機能性重視!にハイポニー!これで最先端おしゃれのつもりだった私は109のお姉さまにことごとく圧倒された。カラフル!肌見せ!声でか!!!笑
もう雰囲気に飲まれながら必死で買い物しました…初めての109ブランドはJassieというお姉様系ストリートだったかな。

当時はメゾピアノ、ブルークロス、エンジェルブルーが主流だったのにかぶるのが嫌でJassie選んで着てた。ヨレヨレになるまで。
とにかくその時からギャルに対しての憧れは増し、あゆ崇拝だったし、ヒョウ柄が正義だと思っていた。ちなみに今だにヒョウ柄は好きだ。

私のギャルの象徴はヒョウ柄で戦闘服だ。
ヒョウ柄を着ると元気になるし、ハッピーになる。男ウケ悪いよって言われても関係ないし好きなものは好き、それを貫けるマインドをくれるのがギャルだ。

そして最近初めてGalsを読んだ。想像していた通りのストーリーで感動した。ギャルは芯があって信念を曲げない。とってもフレキシブルだけどここぞという場面では決めてることを通し続ける思いを持っている。見た目だけじゃなく、考えもやっぱり好きな人類であった。

最近は仕事でもあのヒョウ柄の人ね!と認知してもらえて、ギャルってだけじゃなくても気づいてもらえるけどいつかはあのギャルの人ね!って言われたいなと思っている。平成にギャルを置き去りにしないで、令和もバリバリギャルやりたいな。

#日記 #平成 #ギャル #Gals #藤井みほな

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