空気感があるマチエール
先日見たミケルバルセロについて再び考えましました。
マチエールも一つの特徴ですが、他にはない特徴を一つ感じました。
空気感が強く存在していることです。
私が思う空気感は画面の中から感じられるスタンスです。
マチエールはインパクトがあって強烈な印象を残しますが、バルセロの作品はそれだけではない漂う空気感が強く心に残ります。
私は自分で絵を描く時も画面に漂う空間を残すことを考えます。自分の思いが強いほど、見る人との間の空気がなくなってスタンスを保てなくなるような気がします。耳元で大声を出されているように肝心なことが入ってこないようなイメージです。
これはマチエールを課題として考えている私にとってとても勉強になりました。そして次の制作に向かわせるきっかけになってくれます。
3月末まで会期があるので、いろいろな感想が上がってくると思います。noteでも探してみてより深く考えていきたいと思っています。