作品を見ることは心が揺り動かされること
ここのところ作品を生で見る機会が増えた。感染状況は悪くなっているが、どこの発表も制限はなく、ぎゅっと詰まった感じがしている。
近代美術館のリヒター展は早く見たかった。夏休みになったらもっと混雑するだろう。テレビでもそろそろやりそうだし。
グラファイトのドローイングが一番良かったというとかなりあまのじゃくか。表紙の作品は私にゆかりのある日付の作品。
日記のような作品はどれも充実していた。どれも気持ちがいい。スッと心に入ってくる。突き刺さるというのとは違うものがある。
もちろんabstractpaintingも素晴らしかった。表面を削るのも計算されていて心地よい。一見ガサガサするようなイメージがあったが、面のものは心地よかった。最後にガサガサと思ったのを見たら、すんなり受け取れた。これが名画の持つオーラなのかもしれないと思った。リヒターについては色々言われているが、色々あるところがやはりすごいということだろう。
宇フォーラムで10人の女性画家の作品を見た。殆どが大きい作品。この会場に合わせたものだった。力強さを感じた。思うことがあったが、励まされた。大胆にやっていいと思った。
先週は銀座も行ったし、計画的に見ることができている。今週来週も予定を立てた。
ここからの展示の予定は少ないが、機会があるたびに違うことに挑戦できていると思う。発表の機会というものは良い意味で魔物だ。
大学時代にお世話になった方の訃報に接した。個展前日に亡くなったということ。とてもショックを受けた。画家の生き様も感じた。「自然界には直線がない」という言葉の重みを感じた。
今やれることを今やりたい。