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毎朝欠かさず3年以上参拝し続けた話

こんばんは。
神社が好きです。
yumiです。

私が、3年ちょっとの間、毎日欠かさず参拝した話をしようと思います。

参拝を始めたその頃、街は外出を控える風潮があった。
私の会社でも、在宅勤務を取り入れた。

家で仕事をしたことがなかったので、気持ちを切り替えるために、勤務開始前に通勤気分で散歩に行くことにした。
どうせなら、目的地があった方がいいと思って、神社に参拝。

もともと神社は昔からずっと好きだった。
ここに住むと決めた時も、神社がある街だからという理由もあった。
占い師に、開運のためには神社に参拝に行くと良いと言われていたのも、後押しした。

まさか、その後3年以上も、毎日欠かすことなく、なんなら、一日に何度も参拝することになるなんて、最初は思ってもいなかった。

私のしつこさ、継続性、意地、こういう所にも出ている。
よく行く、というレベルではなく、毎日欠かさず、必ず、3年ちょっと。
これはよく考えると、普通の事ではないよね。

在宅勤務が終わっても、私は出勤前に参拝する習慣をそのまま続けた。
だいたい毎日、同じ時間に。
休日も、その習慣をほとんど崩さずに。
雨の日も、風の日も、雪の日だって。
雷の時はさすがにちょっと時間をズラしたけど。

いつからだろう。
私は、この毎朝の散歩と参拝で、自分の好きなものが、わかるようになってきていた。

毎日同じ時間に外に出ると、地球を感じた。
日の昇る時間が変わる。
影の長さが変わる。
気温が変わる。
季節を感じる。

近所の散歩している犬たちとも仲良くなった。
花や、木からパワーをもらった。
鳥の声も聞いていた。
カラス夫妻の子育てを見守った。
空の美しさを感じた。
朝の空気の匂いを感じた。
神社の朝の空気は、いつも澄んでいた。

そうして、毎日毎日参拝していると、自分の声が、少しずつ、きこえるようになってきた。

参拝する時、私は、なぜだか、「許してください」という気持ちになっていた。
もう、許して。
何を?

神社の事をもっと知りたくなった。
神事にも行くようになった。
神社の勉強をした。
神社検定もとった。

神社の空気に触れると、自分と繋がれる気がした。
神社は過去と未来を繋いでいる気がした。
家から神社への散歩の時間。
境内をゆっくり歩くとき。
自分と、地球が繋がっている感覚。
この街に、私が、いる、という感覚。
今、ここに、いる、という感覚。

生きている、という感覚。

会社に行くのが嫌じゃなくなったのは、毎朝出勤前に参拝し始めてからだ。

神社に行く事は、誰かに頼まれたことではない。
行ったらお給料をもらえる訳でもないし、行ったら誰かが喜ぶ訳でもない。
なのに、なぜ、毎日行くのか。

行きたいから。
私が。
ただ、それだけ。

それだけの事を、毎日続ける。
ただ、それだけの事だけど、私は、私の願いを叶える事が出来るんだと、知った。

「行きたいから」神社に行く。
「生きたいから」神社に行く。

私にとって、神社に行くことは、生きることそのものになっていた。

空の色も空気も毎日違う。
私の気分が毎日違うのも、当たり前だと思う。
毎日、自分を観察する時間としての参拝。

無理していたところももちろんある。
行きたくない日もあった。
見たくない景色もあった。
体調があまり良くない日もそりゃあった。
そもそも3年もの間、毎日健康だったことが奇跡だ。

途中から、これだけ続けてしまったら、やめられなくなった。
神社に行く事が生きることだとしたら、行くのをやめたら、どうなってしまうのか、怖くなっていた。

許されたとまだ思えなかった。

新潟に転勤になって、私は毎朝の参拝習慣をやめた。
少し、ほっとした部分もある。
もしかすると、許されたのかもしれない。
自分を、許す事にしたのかもしれない。

神社は、毎朝必ず行くのではなくて、行きたいときに、行こうと決めた。

生きるために、参拝していた私は、参拝しなくても、生きれるようになった。

行きたい所に行けるってことが、もうわかったから。
生きたいから、生きてるってことが、もうわかったから。

いつも、あとになって、思う。
いつから、苦しかったんだろう、と。

最初はただ、好きだからやっていた事が、習慣となり、執着となり、そのうち苦しくなる。
辛いのにやめられない。
やめるのが、怖い。

何かに、似てるよね?

握りしめていたものを、そっとはなしてみたら、やっぱり、ただ愛しいが残る。
だから、そんなに強く握りしめなくても、大丈夫。
次は、苦しくなる前に、気づけますように。


そんな私の新潟での参拝記録はこちらから。
毎日じゃなくなったけど、写真撮ってない日もあるから、結構な頻度で行ってる。笑っちゃうわ。だって好きなんだもん。今の所、ただただ、楽しく参拝してる!

ここまで読んでくださってありがとう。

それでは、また。

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