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人は見かけによらない

こんにちは
yumiです。

今朝の出来事。

今日も徒歩通勤。
いつもの信号で、信号待ちをする。
サラリーマンや学生など信号待ちしている人が何人か。
私の視界のすぐ先には、20代前半くらいの青年がいた。
オレンジのクロックスに、カジュアルなシャツ。耳には大きなイヤホンが入っており、サラサラヘアのいかにも今時の若者。
私の角度からはよく見えないけど、イケメンの空気が漂う。

ふと、私の足元にあるゴミが気になっていた。
コンビニのコーヒーのカップかな、空の様子。

すると、さっきの青年が、いきなりそのカップのゴミを、
踏みつけた。

一瞬、怖かった。

距離をとろうと思ったその時、青年は、潰したカップを、
拾い上げた。

まさかの、ゴミを拾う青年。

私は気になって、少し尾行する事にした。
いや、あの、その、私も青年と同じ方向に行くし、まだ出勤には時間がある。
多少遠回りしても、しばらくはこの青年の動向が気になる。

早足で歩く青年に、少し距離をとりながら小走りでついていく。
信号を渡った先で、青年は落ちていたタバコのケースを拾う。
まさかのゴミ拾い青年。
こんな朝から、清々しい。

青年は潰したカップと潰れたタバコのケースを左手に持ち、ボディバッグから小さな袋を取り出していた。
その袋にゴミを入れるのかと思いきや、そのまま歩みを進む。

まだ2分も歩かないうちに、青年はビルに入っていった。
そこは、いくつかのテナントやクリニックが入っているビル。
ここが勤め先なのだろう(立派な尾行。良い子はマネしちゃダメだよ?)

彼の通勤ゴミ拾いは、きっと日課なんだろうな。
まだ若くて、少しチャラっとした印象の青年。
人は見かけによらない。

私はまだ、道端のゴミを拾う勇気がない。
たまに会社で、ビル周辺のゴミ拾い活動をすることはあるけど、通勤中に落ちているゴミを自ら拾うのとは全く違う。

彼はいつからゴミを拾っているのだろう。
この街への愛を感じる。

私ももっとこの街を、この街に住む人を、愛したいな、と思う朝。

日本の未来は明るい。


ここまで読んでくださってありがとう。
今日も、みなさまの幸せを祈ってます。


それでは、また。

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